トリップノートのアプリでトラベラー会員が登録した「行ったスポット」のランキングを元に、新型コロナウイルス感染症の流行が始まる前と比べて、人気が上昇した北海道の観光スポットをご紹介します!
はじめに
この記事では、トリップノートの会員が実際に訪問したスポットを記録する「行った」機能のデータを元に、新型コロナウィルス感染症の流行を境にして、順位が顕著に上昇した観光スポットを紹介しています。
なかなか自由に旅行を楽しめない状況が続きますが、そんな中でも感染に気をつけながら北海道を観光する機会があれば、ぜひ参考にしてみてください。
1.登別温泉
北海道の代表的温泉地の一つ、登別温泉。9種類の泉質を有します。日帰り入浴可能な温泉宿も複数あるため、宿泊せずとも温泉を楽しむことができます。
噴出孔から濛々と湯気が立ち上がり、1日に約1万トンもの温泉が湧出する地獄谷や、最深部は130度の高温が噴き出している大湯沼などの景勝地もあり、散策も楽しめます。
2.日本銀行旧小樽支店金融資料館
北のウォール街でもひときわ存在感を放つ「日本銀行旧小樽支店金融資料館」は、赤レンガの東京駅を設計した辰野金吾氏の設計によるもの。明治45年(1912年)に銀行として建てられたものが、現在は日本銀行の歴史や金融についてを紹介する資料館として使われています。1億円の重さを体験できるコーナーや、お札の偽造防止技術を体験するコーナーもあります。
3.運河プラザ
小樽駅から歩いて10分ほどの場所にある「運河プラザ」は、旧小樽倉庫を利用した観光案内所&お土産屋さん。小樽の観光パンフレットのほとんどが揃うので、散策途中にぜひ立ち寄って。また喫茶コーナーがあり散策の休憩にも利用できます。英語・中国語・韓国語が話せるスタッフさんも常駐。
4.北菓楼 小樽本館
バウムクーヘン「妖精の森」や「北海道開拓おかき」で知られる老舗菓子店の小樽店。小樽で最も賑やかな堺町通りに佇む、石造りの建物が小樽らしいお洒落なショップです。
北菓楼小樽本館で特にオススメのスイーツが「北の夢ドーム」。ビスキーが乗ったサクサクの生地の中に、カスタードとコクのある生クリームが二層で入った大きなシュークリームです。一口食べると、トロッと中のクリームがあふれそうになると同時に、とっても幸せな気持ちにもなれます。
5.ロイズチョコレートワールド
新千歳空港の連絡施設3Fにある、札幌生まれのチョコレート屋さん「ロイズ」が運営するチョコレート工場が併設された店舗です。
工場での製造は、ほぼすべてがオートメーション化されており、ガラス越しにその工程を見ることができます。その一方で、最後の仕上げとして職人さんがひとつひとつ手作業でデコレーションをする様子も見られ、驚きと感動でいっぱい!チョコレートに関する道具などを展示したミュージアムもあるほか、店舗では出来立てのチョコレートを購入することができます。
6.幣舞橋
幣舞橋は、札幌の豊平橋、旭川の旭橋と共に、北海道の三大名橋の1つです。春・夏・秋・冬を表現する「四季の像」が橋のランカンに置かれており、橋ができた当時は「日本で初めて橋上に彫刻を持つ橋」として注目を集めました。沈んでいく夕陽が、空と共に港町をオレンジ色に染めていく光景は大変美しいと評判です。
7.おたる水族館
日本海が間近に迫る大自然の中にたたずむ水族館です。1959年(昭和34年)に設立されました。開業当初は、北海道周辺に生息する魚の他、熱帯魚などの魚類、トド、ゴマフアザラシ、オットセイの海獣類の飼育展示から始まりました。これら海獣の飼育は、今まで絶えることなくずっと続けられていて、トドとアザラシの頭数は国内最多を誇ります。
またイルカやペンギン、セイウチなどによるワクワクするようなショーが開催されています。その中でもおすすめは「トドショー」!「鮭は飲み物」というキャッチコピーで一躍有名になったおたる水族館のトドショーですが、キャッチコピーどおり、トドが目の前で鮭を丸のみする姿は圧巻です。
8.層雲峡
大雪山国立公園に位置する渓谷で、石狩川沿い約24kmにわたって断崖絶壁が連なります。「流星の滝・銀河の滝」は層雲峡を代表する景勝地のひとつ。不動岩からダイナミックに流れる2本の滝は、一本の線のように流れるのが「流星の滝」、そして幾重にも分かれて白糸のように流れるのが「銀河の滝」です。双瀑台からは2本同時に見ることができます。
流星の滝・銀河の滝から約2kmの場所には、柱状節理の岩がつくりだす約160mの高さにもおよぶ絶壁がつづく小函、そしてさらに2.5km先にはより大きく切り立った断崖がつづく大函があり、どちらも自然がつくりだす迫力のある景色に圧倒されます。
9.タウシュベツ川橋梁
旧国鉄時代の士幌線コンクリートアーチ橋が多く残る上士幌町のなかで、幻の橋ともいわれているタウシュベツ川橋梁(きょうりょう)。古代ローマ水路を彷彿とさせる石造りの趣のあるアーチ橋で、北海道遺産にも指定されています。
ダム湖である糠平(ぬかびら)湖に川が流れ込んでいる場所に建っており、湖の水位によってまったく異なる表情を見せます。ダムに水の少ない1月頃には結氷した湖の上に姿を現し、3~5月は水位が0となり湖底まで見渡せるようになり、その後雪解け水で水位が増す6月頃から徐々に沈み始め、8~10月には完全に水没しその姿を消してしまいます(※その年の雨量や降雪量などにより多少の変動があります)。これが幻の橋と呼ばれる所以です。
季節によってその姿を現したり沈んだりするアーチ橋は日本ではここだけ。近年、水没中の水圧や結氷期の凍害による浸食が進み、崩落は時間の問題と言われています。橋の形が綺麗に見られる間にぜひ足を運んでみてください。
10.大正硝子館 本店
小樽を中心に店舗を展開する「大正硝子館」の本店。明治39年に建てられた名取高三郎商店を改装したショップでは、和風の硝子器や小樽で制作された手作り硝子を販売しています。本店に隣接する「創作硝子工房」や「とんぼ玉館」では、吹き硝子体験をはじめとする製作体験も実施しています。