「時間」というレバレッジ

個人が生み出すお金の総量は以下のように分解可能だ。

生み出すお金の総量(A)=人的資本収益+金融資本収益+固定資本収益

これらに時間の概念を取り入れると以下のようになる。

(A)=(時間あたりの人的資本利益×時間)+(時間あたりの金融資本利益×時間)+(時間あたりの固定資本利益×時間)

金融資本収益を高めるために、時間を味方につけることが重要というのは、既に多くの識者が指摘している。利益を再投資することで雪だるま式に資産を殖やしていく複利効果、定期的に一定金額を購入して時間分散を図るドルコスト平均法。どちらも異論を唱える人は少ないだろう。モノを働かせる固定資本収益に関しても基本的には同様だ。

人的資本収益に関しても、ノウハウやナレッジの積み上がりで労働生産性が高まったり、人脈が広がることで新規顧客が開拓できたり、時間を経ることに増加する傾向にあると言えるだろう。濃淡はあるにせよ、まだまだ多くの日本企業においては、勤続年数と給与は相関関係にある。つまり時間は、生み出すお金の総量(キャシュフロー)にレバレッジをかける変数と言える。

富裕層になるためには

結論として、サラリーマンが富裕層に成り上がる為にはどうすればいいのだろうか。まず、絶対条件なのが、日々の仕事を頑張って労働収入を得ることだ。その労働収入を「お金を生み出すもの(こと)」に投下し、時間をかけて醸成していくことで、富裕層への道が見えてくる。

サラリーマンが経済的自由を得るための足がかりとしてよく紹介されるのが不動産投資だ。銀行から融資を受けるためには「過去~年、労働収入をいくら得ているのか」がポイントとなるケースが多い。もちろん、本業で得たスキルや人脈は、目に見えない無形資産として人的資本に積み上がっていく。

気をつけたいのは一発逆転の手段に頼らないことだ。まずは本業を頑張ることが様々な面に良い影響を与える。螺旋階段を一段ずつ登るようにコツコツと色々な資本を動かしていけば、10年後20年後に、1桁や2桁違う資産額が見えてくるだろう。

文・ZUU online 編集部/ZUU online

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