福井県には現存12天守の一つである「丸岡城」や、越前の武将、柴田勝家の居城であった「北ノ庄城跡」、雲海の上に浮かぶ天空の城「越前大野城」など、個性豊かな城跡が多くあります。本記事では福井県のお城・城跡の魅力を紹介します。
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【1】越前大野城
織田信長の家臣であった金森長近によって、大野市にある亀山の山頂に建てられた山城です。明治維新の際に一度は天守閣は破却されましたが、昭和43年に復元され今日もその姿を見る事ができます。
隣の犬山の山頂からは気候条件があえば、雲海の上に浮かぶ大野城の姿を見る事ができます。雲海の上に浮かぶお城は、その美しさから別名「天空の城」とも呼ばれます。
【2】勝山城
本来の勝山城は、柴田勝家の一族である柴田勝安によって築城され、江戸時代には松平氏や小笠原氏が城主を務めたとされています。現在の市役所や市民会館のあたりに本丸がありましたが、明治時代に廃城となり、現在は市民会館の敷地に城跡の石碑があるのみです。
勝山市にある天守閣風の高さ57.8mの鉄筋コンクリート作りの建物は、博物館となっています。
【3】丸岡城
現存12天守の1つで、日本の名城100選に選ばれているお城です。現存する天守の中でも最古の天守を持つお城として国の重要文化財にも指定されています。
1576年に柴田勝家の甥である柴田勝豊によって築城されました。明治6年の廃城令によりお城を形成していた大部分が解体されましたが、天守と天守台、その周辺の石垣は今も残っている貴重なお城です。
【4】福井城
福井市内にある平城で、江戸時代には越前松平氏の居城でした。1669年の火災により天守閣を焼失、現在は石垣とお堀があるのみです。本丸のあった敷地には現在福井県庁と福井県警本部が建っていますが、天守台の跡や、福井の名前の由来とされる「福の井(復元)」は見学する事ができます。
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