アロハ!

ハワイの挨拶と言えば、この「アロハ(Aloha)」がよく知られていますよね。

「アロハ」はハワイ語です。

ハワイでは、英語とハワイ語が公用語ですが、ハワイ在住のロコの間では、また違った言葉が話されています。

それはハワイアン・ピジン英語(Hawaiian Pidgin English)と呼ばれる、ブロークンイングリッシュやスラングとも違う、ローカルスタイルの言語です。

ハワイアン・ピジン英語、と表記しましたが、「ハワイアン・ピジン」や「ピジン」とも呼ばれています。

ハワイアン・ピジン英語とは

19世紀のハワイ王国時代、ハワイにはプランテーション農業の働き手として様々な国から移民がやってきました。

移民は中国、日本、韓国、フィリピン、ポルトガル、プエルトリコなど世界各国からハワイ入りしました。

働き手にあたる人々は共通の言葉を持たなかったため、意志の疎通のために話された言葉がハワイアン・ピジン英語の始まり。

ハワイ語や英語の他にそれぞれの国の単語が混ざり、独自の言葉として発展していきました。

もちろん日本語も入っており、日本人の中でも人数の多かった広島や山口の方言が見受けられます。

そんな経緯から、「ハワイアン・ピジン英語」と言っても英語ではなく、ハワイ以外では通じないハワイ独自の言葉なのです。