50%オフの株主割引券は夏休みや年末年始の便でも使える
株主割引券は3月末時点の株主には5月に発行され、6月1日~翌5月31日の有効期限となる。一方、9月末時点の株主には11月に発行され、12月1日~翌11月30日の有効期限となる。
株主割引券を使うと、その有効期間内の1名片道1区間の搭乗に関して、大人あるいは小児の普通運賃が50%割引で利用できる。4月10日の羽田-那覇間でいうと、普通運賃が大人4万5,000円・小児2万2,900円となるところ、株主割引により、大人2万2,900円・小児1万1,450円となる計算だ。
なお同じ路線でもピーク時期(3月1日~3月31日/7月1日~8月31日)にあたる8月1日だと、普通運賃が大人4万8,100円・小児2万4,050円となるところ、株主割引により大人2万4,050円、小児1万2,050円となる。
株主割引券は夏休みや年末年始の便でも使えるが、販売座席数に限りがあり、また株主優待料金の設定がない便もあるので注意が必要だ。
往復割引や先得割引などほかの割引運賃との重複利用はできず、キャンセル待ちもできない(出発当日の空港での空席待ちは可能)。
株主割引は普通運賃にのみ適用されるが、エコノミーのワンランク上にあたるクラスJの席や、ファーストクラス席の利用も可能だ。クラスJ料金やファーストクラス料金は半額にはならないが、マイルもきちんと貯まり、普通席で75%、クラスJで85%、ファーストクラスで125%のマイルが貯まることになる。
株主割引を受けるには「発券用コード」「発券用バーコード」が必要
では、この株主割引券はどのようにして使うのか?
株主割引券はJAL公式サイトのほか、JAL国内線予約センター、街中や空港にあるJAL国内線カウンター、および空港の自動チェックイン・発券機で利用でき、さらに指定の旅行会社でも利用できる。
予約期限は搭乗日の2ヵ月前から搭乗日当日まで。購入期限は予約日を含め3日以内となっている。ただし、予約日が搭乗日の2日前以降であれば、搭乗便の定刻20分前までに航空券を購入すればよい。
公式サイトからの購入では空席照会画面で「株主割引」を選択し、購入画面では指示に従って株主割引券に記載された「発券用コード」を入力する。この「発券用コード」はスクラッチ加工されているのでコインなどで削る。強く削ると下のコードまで削ってしまってコードが判読できなくなるので注意したい。
この「発券用コード」については、予約センターで予約した航空券の場合は購入時にコードを伝えることになる。また、国内線カウンターや旅行会社ではコードを伝えるか、株主割引券そのものを提示する。
一方、空港のチェックイン機・発券機では「発券用コード」ではなく、同じく株主割引券に印刷された「発券用バーコード」を読み取り機にかざす。この「発券用バーコード」もまたスクラッチ加工になっているので、コインなどで優しく丁寧に削ろう。
空港の自動チェックイン・発券機で購入する場合、「発券用コード」をすでに登録済みであっても、それとは別に「発券用バーコード」を読み取り機にかざす必要があるので株主割引券は必ず持って行くこと。万が一、忘れてしまった場合は、空港の国内線カウンターでの購入となる。