赤字の会社の社長は、仕事してない?

みかくん「でもやっぱり、手元に残るようなお金を稼いでないと、仕事とは言えないと思うんだ」

ミカさん「あなた、しつこいわね」

みかくん「なんか、納得できないんだよ」

ミカさん「じゃあ、赤字の会社の社長はどうなるの?」

みかくん「どういうこと?」

ミカさん「小さな町工場の社長が、倒れるまで頑張って働いたけど、結局、赤字で倒産しちゃったとするわ」

みかくん「それはかわいそうだね」

ミカさん「その社長は、最後まで頑張って、私財を投げうって従業員には退職金を出してあげたけど、自分には何も残らないとするわ」

みかくん「うん」

ミカさん「その社長は、自分の手元に残るお金を稼いでないから、”仕事してない” って言えるの?」

みかくん「ぐぬぬ・・・」

ミカさん「私は、立派に仕事をしたと思うわ」

 

 

 

芽が出なかった”研究開発”は仕事?

ミカさん「あなたの解釈だと、多くの研究開発は仕事じゃないことになるわ」

みかくん「どいういうこと?」

ミカさん「研究開発の仕事は、一発当たるとデカいけど、ほとんどは商品化することもなく埋もれていくわ」

みかくん「そうなんだ」

ミカさん「でも、失敗は成功のもと、って言うように、数多くの、日の当たらなかった研究から、大きなヒットが生まれるのよ」

みかくん「うん、そうだね」

ミカさん「そういう、日の当たらないような研究も、仕事と言うべきよね」

みかくん「そうだね。だから、会社は、研究開発にもお金をかけていて、現時点で目に見えるような成果が出ていない研究者にも給料をあげているんだよね」

ミカさん「そうよ。会社は、そういう意味では、助け合っているのよ。保険のようなものともいえるわね」

みかくん「会社から給料が貰えてたら、仕事だよね」

ミカさん「でも、一人で起業してたとして、一人で研究開発してたら、芽が出ないうちはお金は稼げないのよ。一人の場合は、仕事って言わないの?」

みかくん「ぐぬぬ・・・一人で研究してても、仕事だと思う」

 

 

自己研鑽は、仕事?

みかくん「読書したり、英会話教室に通うことは、さすがに仕事じゃないよね」

ミカさん「何を言ってるの?仕事に決まってるじゃない」

みかくん「どういうこと?」

ミカさん「例えば、読書をすることにより、文章力が向上する可能性があるわ。それに、読書によって、ヒット商品のアイデアがひらめく可能性もある。研究開発が仕事なら、読書も、もちろん仕事と言うべきよ」

みかくん「そうなのかなあ」

ミカさん「読書に限らず、自己研鑽の全ては、仕事といってもいいわ」

 

 

ゴミ拾いは、仕事?

ミカさん「あなたは、ゴミ拾いを仕事だと思う?」

みかくん「え?ゴミ拾いは、さすがに仕事じゃないでしょ」

ミカさん「でも、ゴミ拾いも、ボランティア活動のようなものともいえるわ」

みかくん「どいういうこと?」

ミカさん「例えばあなたがゴミを拾ったことにより、それを偶然、社長が見かけて、評価が上がって、昇格する可能性があるわ」

みかくん「そんな可能性は低いと思うけど」

ミカさん「でも、昇格して、生涯獲得賃金が1000万円増加する確率が、100万分の1の確率であるとするじゃない」

みかくん「うん、100万分の1くらいの確率ならあってもおかしくないね」

ミカさん「そうすると、そのゴミ拾いは、期待値として10円の仕事とも言えるわ」

みかくん「そんなこと言われると、ゴミ拾いしてる人が偽善者のように思えてしまうよ」

ミカさん「偽善者とは言ってないわ。むしろ、無意識に、自発的にゴミを拾えるような人が、確率的にも、年収が上がって稼げるようになると思うのよ」

みかくん「そうだね、ゴミを拾うと、チャンスが増えるようなものだからね」

ミカさん「そう考えると、やっぱり、ゴミ拾いは、立派な仕事なのよ」

 

 

ニートは、実は仕事をしている?

ミカさん「ゴミ拾いを仕事だと考えると、ニートでも、ゴミを拾いさえすれば、仕事をしてる、って言えるわね」

みかくん「そういうことになるね」

ミカさん「つまり、この世には、リアルなニートはほとんどいないことになるわ!」

みかくん「!!!」

ミカさん「そして、実は、サラリーマンも公務員も、既に副業しまくってるのよ!」

みかくん「!!!」

 

 

 

仕事の定義とは・・・

ミカさん「お金を稼ぐってことは、つまり、誰かの役に立ってるからこそ、その対価としてお金が貰えるのよ」

みかくん「そうだね」

ミカさん「お金がもらえるのは、今すぐじゃなくても、長いスパンで考えてもいいのよ」

みかくん「うん、ゴミ拾いでも、長い目で考えたら収入が上がる可能性があるんだよね」

ミカさん「そうよ。要するに、”誰かのためになること”は、すべて、仕事と言っていいと思うのよ」

みかくん「そうなの?」

ミカさん「だから、道端で倒れているおばあちゃんを助けたり、電車でおばあちゃんに席を譲ったり、罠に掛かった鶴を助けたりするのも、仕事なのよ」

みかくん「そういう考え方もあるね」

ミカさん「気分が悪そうな人に、”大丈夫?”って声を掛けるだけでも、仕事って言っていいわ」

みかくん「まあ、そうとも言えるね」

ミカさん「もしあなたが生きているだけで、誰かに何かしらの良い影響を与えて、誰かの役に立っているって考えてるんなら、もう、あなたは生きてるだけで仕事してるのよ!」

みかくん「なんか、どんどん大胆な発想になってる気が・・・」

ミカさん「だから、”誰かの為に” と心がけて過ごしていれば、”常に仕事してる”、って言っても良いのよ!」

みかくん「!!!」

 

 

(おまけ)お問い合わせ対応は、仕事?

ミカさん「私の友人に、日本味覚協会の代表の人がいるわ」

みかくん「日本味覚協会??なんか、胡散臭い協会だね」

ミカさん「日本味覚協会は、少しずつ知名度も上がってきたせいか、メディアなどから”お問い合わせ”が増えてきたらしいわ」

みかくん「それは嬉しいことだね」

ミカさん「でも、もちろん、お問い合わせの回答は無料だから、回答するために調べたり、メール打ったりする時間は、ある意味ボランティアのようね」

みかくん「まあ、そうだね」

ミカさん「でも、その代表の人は、”お金を稼ぐためにやってるわけじゃないし、皆さんの役に立つためにやってるんだから、もちろん無料で回答するし、どんどん問い合わせしてほしい”って言ってるわ」

みかくん「なんか偽善者のような回答だね。あやしいなあ」

ミカさん「お問い合わせいただくことにより、そもそもの味覚協会の理念である”味覚について知ってもらう”ということを叶えているわけだし、問い合わせによって、将来的に味覚協会のファンになってもらったり、テレビ出演させてもらったり、講演をする機会に繋がったり、ということもあるから、(無料の)問い合わせ対応も、立派な仕事なのよ」

みかくん「よくわかったよ」

以上、今日は「仕事」に対する考え方の一つをご紹介させていただきました。

これが正しい、というわけではないと思いますが・・・何かひとつでも、心に響いたり、参考になりましたらとても嬉しいです!

 

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本日のまとめ

  • 仕事とは「誰かの為になること」
    ・どんなことでもいいから「誰かの役に立つんだ」と心掛けて行動することが大切
    ・いつでも、”お問い合わせ”お待ちしてます!
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提供・味覚ステーション

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