お風呂の床についた水垢は、水道のカルシウムやミネラルが固まったものであり、アルカリ性の汚れです。

そこで、そのような汚れを取るには、酸性により中和すると落ちやすくなり、手軽に使えるのがクエン酸です。

クエン酸水をふりかけてスポンジでこすって落とすと、水垢はきれいに落とせます。

クエン酸は果物などに含まれる成分で人体にも安全

クエン酸は、柑橘系の果物などに含まれている酸味のある成分であり、レモンなどに含まれています。

レモンを舐めると酸っぱいと感じるのは、このクエン酸が入っているためです。

またその他にも梅干しなどにも含まれており、自然に存在する天然成分です。

売られているクエン酸は粉状になっていますが、これは人工的に抽出して精製するからです。

常温では無色や白色の粒となっており、無臭なのでニオイはありません。

水に溶けやすい性質があり、果物などに含まれる場合は、果汁などに溶けて含まれています。

清涼飲料水やサプリメントにも使われることもあり、摂取すると、人の体には疲れを取る効果を発揮します。

果物や飲料、サプリメントとして飲食物のみならず、クエン酸は掃除にも利用する事が出来ます。

実際に掃除で使用するときは、水に混ぜるなどして使い、酸性になるので、水垢などのアルカリ性の汚れは大変よく落ちます。

さらにクエン酸は自然界に存在する成分なので、手に付着しても害はなく、食べても害を及びませんので、素手で扱うことも出来、大変安全な成分なのです。

ただ使用するときは、場合によっては、酸味により鼻をつくようなニオイがあるかもしれません。

床の水垢の正体はカルシウムやミネラル

お風呂場は沸かす前や使用したあとにお湯や水で洗いきれいにしても、自然と水垢は出来てしまいます。

一般的なお風呂は、ERP(ガラス繊維強化プラスチック)や琺瑯、ステンレスやタイルなどが使われており、どれも手頃な値段ではありますが、汚れが残りやすいというデメリットはあります。

床などに出来てしまう水垢は、実はお風呂を使用した後に水滴などが残ってしまうために、それが元となって水垢になります。

水垢の汚れは、水道水に含まれるカルシウムやミネラルが固まった物であり、水滴の中の水分が蒸発し、これらが残ってしまい、固まっていき、やがて塊となり水垢となるのです。

さらには、水垢は水滴などが残っていると、水分は自然と空気中の汚れも取り込み、これも一緒に塊となり水垢になります。

一度出来てしまった水垢は塊となり床に付着しますので、スポンジなどでこすっても落ちないほど、頑固に固まった汚れとなります。

水垢となると、洗剤などを付けてもほとんど落ちませんので、通常の掃除では落とすのは難しいです。

カルシウムなどのアルカリ性の塊となっているので、そこでクエン酸を使うと良く落とすことが出来、クエン酸は酸性なので、水垢を中和して取り除けるのです。