新型コロナウイルスの感染が全国に広がる中、各自治体ではさまざまなコロナ対策が行われています。その中にはユニークなコロナ対策を行っている自治体も出てきており、SNSなどで大きな話題になっているケースもあります。

そんな自治体のユニークなコロナ対策を5つご紹介します。

1.福岡県:感染防止を呼び掛けるエヴァ風電光掲示板の広告

福岡県の新型コロナウイルス感染症対策本部は、2021年1月後半より福岡市天神エリアにある西鉄福岡駅や福岡市地下鉄天神駅の電光掲示板に、感染防止を呼び掛けるエヴァ風広告を掲示。SNSなどで大きな話題となっています。

人の往来が多いエリアにエヴァ風広告を出したきっかけは、福岡県に2度目の緊急事態が発令されたこと。それを受け、福岡県では移動が多い若年層に向けた電子広告を作成。それを通して「不要不急の外出を控えよう」などの呼びかけを行っています。

2.鹿児島市:「しょくいんがあらわれた!!」飛沫予防シート

2020年7月、鹿児島市役所の窓口にユニークなコロナ対策が登場しました。「しょくいんがあらわれた!!!」「バーン」など、RPGゲームや漫画の効果音を思わせる言葉やイラストが描かれた飛沫予防シートです。SNSでは「役所のイメージが変わった」など、好意的な感想が寄せられています。

そんな遊び心満載のコロナ対策は、地元主催の「コロナを越えるアートプロジェクト」の一環です。「鹿児島市春の新人賞」を受賞した5人の作家が文字やイラストを飛沫予防シートに描き、来庁者の目を楽しませながら感染予防を呼び掛けています。

3.小田原市:風魔忍者の「新しい生活様式指南」

神奈川県小田原市が公表した「新しい生活様式指南」のイラストも、自治体のユニークな感染防止対策の一つです。こちらは戦国時代に北条氏を陰で支えたといわれる『風魔忍者』のイラストで、「新しい生活様式」の普及、啓発活動を行っています。

現在公表中の「お買い物編」では、買い物にまつわる12の「新しい生活様式」について、「マスクの術」などの忍術名や忍者のイラストで解説。一目で「新しい生活様式」がわかる形になっています。また、店舗向けに作られた「風魔忍者足跡」のイラストも公表されています。