髪質にあったシャンプーを選ぶのもポイント
シャンプーの泡立ちが悪いと感じる原因のひとつに、自分の髪質と使っているシャンプーの相性が悪いことも挙げられます。
そこでまず、シャンプーにはどんな種類があるのかご存知ですか?シャンプーを商品名やイメージだけで選んでいては、自分に合ったシャンプー選びができませんよね。
高級アルコール系・石油系
お手頃価格なのが特徴で、弱アルカリ性または弱酸性の性質です。一般的に泡立ちがよくて洗浄力も高く、髪の滑りも良くなるのが特徴的ですね。
石けん系
弱アルカリ性で優れた洗浄力があり、天然成分の石鹸は肌に優しいのが特徴です。ただし、すすぎをしっかりしないとフケの元。
アミノ酸系
弱酸性で、多少高価ですがそのぶん低刺激。洗浄力が弱いので丁寧に洗う必要があります。リンスは不要なのも特徴的ですね。
ノンシリコン
一般的にシャンプーには、キューティクルの保護や指通りを良くするためにシリコンが含まれています。そのシリコンが含まれていないものがノンシリコンシャンプーです。
細くて柔らかい猫っ毛タイプ
このタイプの髪質に必要なのはハリやコシ。この髪質は水分が不足しがちでダメージを受けやすい特徴があります。おすすめはノンシリコンタイプ、またはアミノ酸系シャンプーになります。
デリケートな髪質ですので、ダメージケアも重要ですよね。マイルドに洗い上げることを考えながらハリやコシを与えていきましょう。
太くてしっかりした髪の毛タイプ
太くてしっかりした髪は、アミノ酸系シャンプーもいいですが、おすすめはセラミド成分配合のシャンプー。セラミド成分配合のシャンプーには、髪の毛を柔らかくしてくれる特質があります。
見た目に傷んだ髪の毛と違い、太くてしっかりした髪の毛は一見悩みが無い健康な髪の毛に見えるものです。でも、ヘアアレンジをするにも髪の毛が太くてしっかりしているとやりにくいものですよね。
髪の毛を柔らかくしなやかに保って、うるツヤのしなやかな髪の毛を目指しましょう。
うねりやハネなどのくせっ毛タイプ
朝しっかりアイロンで真っすぐにしてきたはずなのに、気付けば湿気でうねりが出てしまう人は、保湿成分入りの水分バランスを整えてくれるシャンプーがおすすめです。
髪の毛の1本1本の水分バランスが整えられしっかり保湿できるようになると自然にうねりは少なくなります。また、汚れを落としきれず毛穴が詰まった状態でもうねりやすくなるので、水分バランスを整えるシャンプーで地肌まで丁寧に洗うようにしましょう。
量が少なくて悩みがあるタイプ
髪の毛の量が少ない場合、どうにかしてボリュームアップしたいと思うものです。この場合、まず優先したいのが頭皮にやさしいこと。それを踏まえるとアミノ酸配合または弱酸性シャンプーがおすすめですね。
できれば育毛サポート成分や頭皮ケア成分が配合されているシャンプーがいいでしょう。頭皮の脂質を必要以上に取ってしまわないシャンプーで健やかな頭皮を保ちたいですね。
シャンプーのQ&A
ここまで髪の正しい洗い方やシャンプーの特質についてお話ししましたが、まだまだ「今更誰にも聞けない疑問」があるでしょう。
その中から、当たり前のことなのに聞かれたら答えられない疑問を解決していきます。なるほど!と思ってしまうかも?!
量はどれくらい?
シャンプー1回の使用量は、髪の長さや量、汚れ方によって人それぞれ違ってきます。「全体に行き渡ってじゅうぶん泡立つ量」が適量となるのですが、目安としては次の通りになります。
- ミディアムヘア-肩ぐらいまでの長さ~約6g(約ポンプ2押しぶん)
・セミロングヘア-脇の下ぐらいまでの長さ~約10g(約ポンプ3押しぶん)
これは大人の場合なので、お子さんなどは毛量が少ないためポンプ1押しでじゅうぶんでしょう。
なんで泡立てなくちゃいけないの?
泡立ててから洗うことに面倒だと思う人もいることでしょう。そんなに違いがあるのかと疑問に思うかもしれませんが、そもそも髪の毛の汚れはシャンプーの泡によって浮き出してくるのです。しっかり泡立てたほうが汚れ落ちが良いということですね。
また、泡で洗髪時に髪を摩擦から守ってくれますし、広範囲に広がってまんべんなく洗える効果もあるのです。すすぐときも泡で洗うとすすぎ残しが無くなり、フケや痒みの予防にもなるのです。