女性のみなさん、普段顔剃りをしていますか?実は顔剃りには意外なメリットがあるのです。しかし、正しい顔剃りをしないと肌が傷ついてしまったりする可能性もあります。今回は、うぶ毛ケアの疑問や正しい顔剃りの仕方を「銀座マツナガ」の浅野さんに聞きました♪

「正しいうぶ毛処理」をしていますか?

顔周りに薄く生えているうぶ毛。老舗刃物メーカーの貝印の調査によると、約6割の10~20代女性が顔のうぶ毛ケアをしています。(15~24歳の女性500名への2019年貝印調べ)

うぶ毛処理をすることで、スキンケアの馴染みがよくなったり、化粧ノリがよくなったりとメリットがたくさんあります。

ただし、正しいうぶ毛処理をしていないと肌を傷つけてしまう恐れがあります。貝印の調査によると、うぶ毛ケアをしている女性の約8割が自己流の剃り方でケアをしていました。

そこで今回は、ヘアーサロン「銀座マツナガ」取締役の浅野茂喜さんに正しい顔剃りの仕方を解説していただきました!

顔剃りのメリットとは?

まずは顔剃りのメリットについてご説明いたします。

顔のうぶ毛を処理することで肌の印象が明るくなったり、メイクが崩れにくくなるだけでなく、古い角質を落として透明感のある肌が目指せるなど、顔剃りにはメリットがたくさんあります。

簡単にワンランク上のツヤ肌が手に入るので、日常以外にも、ウェディングを控えているときやパーティーシーン、入学や就職など生活の節目でもぜひ取り入れてみてください!

メリット①明るく、透明感のある肌印象に

顔のうぶ毛を剃ることで、毛穴が引き締まって見えることも。さらに、顔を覆っていたうぶ毛が無くなるため、肌が明るい印象に見えます。

メリット②くすみのないツヤ肌に

うぶ毛を剃る際に、うぶ毛だけでなく、くすみのもととなる古い角質や毛穴汚れが除去されるので、透明感のあるツヤ肌につながります。血色感のあるすっぴん風メイクにもおすすめです。

メイクのりのいい肌に

顔剃りをした肌は、ファンデーションがうぶ毛に邪魔されず、生え際まで均一に肌にフィットします。時間が経ってもムラが抑えられ、メイク崩れもしにくくなります。

プロが解説!部分別・顔剃りの方法

顔剃りと一言でいっても、部分によってカミソリの使い方や、お手入れ方法にはポイントがあります。

「剃る方向ってあるの?」「剃った後は何かケアすべき?」「敏感肌の剃り方は?」「ケアの頻度はどのくらいがベスト?」といったうぶ毛ケアの疑問を、ヘアーサロン「銀座マツナガ」取締役の浅野茂喜さんが解説!

「顔全体のうぶ毛を剃るのは肌のターンオーバー周期に合わせて月に1回程度がおすすめ。パーツごとのケアは気になったタイミングで行って大丈夫です。

バスタイムやお風呂上りにケアをする方が多いですが、入浴後がベストです。湿気の多いお風呂に放置するとカミソリが錆びやすく、処理後の毛や皮脂がついたままだと切れ味の低下や雑菌繁殖の恐れもあります。使用後は良く洗って風通しのいい場所に保管しましょう。

また、剃った後は化粧水をたっぷり塗るなど、しっかり保湿することが大切です。敏感肌の方は、処理の回数を減らし保湿を十分に行うこと。そして自分に合ったカミソリを選ぶことが肌に負担をかけないポイントです。」

シェービングのコツをチェックして美肌を手に入れちゃいましょう♪

顔剃りの3つのポイント

①しっかりと保湿をする
②皮膚を引っ張りながら剃る
③毛流れに沿って上から下に剃る

肌への負担をできるだけ少なくするためにも、剃る前後の保湿ケアは念入りに行いましょう。

肌にカミソリを当てると、うぶ毛が寝てしまって剃りにくいことがあります。そんな時は、カミソリを持っていない方の手で皮膚を引っ張ると、うぶ毛が立ち上がり剃りやすくなります。

剃る方向は「上から下へ」が基本です。何度も同じ場所を剃ると肌に負担をかけてしまうので、一回で剃り終えるのがポイントです。

①おでこ・眉

L型のカミソリを使用

まず髪の生え際を1cmほど残して額の輪郭を剃り、そこから眉に向かって下に剃っていきます。この時、眉の上も1cmほど残しましょう。

さらに眉の下側も上から下に向かって剃ります。

②頬・こめかみ

T型のカミソリを使用

頬は、目の下の頬骨のあたりを鼻側から耳側へ向かって1回剃ってから、上から下に向けて剃っていきます。

こめかみは、髪の生え際を1~1.5cmくらい残し、上から下に向かって剃りましょう。