自分が不動産投資型かどうかを調べる3つのチェックポイント

長嶋さんにお話をうかがって、株式投資などのペーパー資産とは全く違う、不動産ならではの特性が見えてきました。では不動産投資に向いているのはどんな性格の人なのでしょう?下の3つのポイントを挙げることができそうです。

1.堅実な性格で、物事に腰を据えて取り組める

不動産は手順を踏まなければ売り買いできません。ですから、そのときどきの市場の動きを読みつつも、長期的なプランをたててじっくりと準備ができる人が向いています。一方で急な値動きが少ないので、安定志向の人にフィットする投資方法ともいえるでしょう。

2.細かいことに気がつき、人とコミュニケーションを取るのが上手い

不動産投資は、借り手や買い手とのコミュニケーションによって価格が決まります。部屋に手をかけたり、資料を整えたりして手持ちの不動産の良さを上手にPRできれば、その物件を市場の価値以上にすることも可能に。

賃貸に出すにしても売りに出すにしても、仲介担当者や借り手や買い手とのコミュニケーションが必要となりますから、社交性のある性格の方なら運用に有利に働くでしょう。

3.いざというとき大きな勝負をする度胸がある

不動産は何千万円単位のお金が動く取引。しかもローンを組むなら、年収の何倍ものお金を借りることも可能です。それをチャンスととらえて勝負に出ることができる人が不動産投資に向いています。

あなたはいくつチェックがつきましたか? 

今回、お話をうかがったのは……

(写真=筆者撮影)

長嶋 修 さん
さくら事務所創業者・不動産コンサルタント。不動産デベロッパーで支店長を務めた後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、「不動産の達人 株式会社さくら事務所」を設立。現会長。また、住宅の安全性を測るホームインスペクション(住宅診断)の分野では、そのパイオニアとして、「NPO法人 日本ホームインスペクターズ協会」を設立するなどして、普及・発展に務めている。著書に『マイホームはこうして選びなさい』(ダイヤモンド社)他、多数。

文・蜂谷 智子(ライター・編集者)/DAILY ANDS

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