ガス代の出し方は、上昇温度×水量(リットル)÷(発熱量 × 熱効率)×ガス代単価です。
 
当てはめると80×0.2リットル÷(1万750キロカロリー×80%)×130.46円となり、およそ0.24円の結果となりました。レンジで温めた場合の電気代が0.465円だったことから、レンジの方がガスよりも、0.225円高いことが分かります。
 
ただし、厳密には外気温や元々の水温、ガスコンロの火力などによって、温め時間が異なるため、あくまでも参考値として考えましょう。
 

1年間毎日1回ずつ温めた場合の光熱費

電子レンジは0.465円、ガスコンロが0.24円と、1回あたりの光熱費はどちらも1円未満で、それほど大きな差はないようです。そこで、1年間(365日)毎日1回ずつ電子レンジとガスコンロでお湯を沸かした場合、どの程度の差になるのか計算します。
 
電子レンジは0.465円×365日で約169.7円、ガスコンロは0.24円×365日で87.6円となります。年間では82.1円ほど電子レンジの方が高いようです。
 

一人分のお湯を電子レンジとガスコンロで沸かした場合、電子レンジの方が高い可能性がある

お湯を一人分だけ電子レンジとガスコンロで沸かした場合、今回の条件下では電子レンジの方が高い光熱費となりました。ただし、電子レンジのワット数やガスコンロの火力などによってかかる費用は変わる可能性もあるでしょう。
 
少しでも光熱費を節約したいという人は、意識して使ってみてはいかがでしょうか。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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