子育てが一段落してから、正社員ではなくパート勤務で再就職する人もいます。正社員として就労継続する場合と比較すると、世帯の生涯可処分所得は1億2800万円~1億4000万円ほど少なくなるとの試算があります。そんな中でも、ブランド品を愛用していて、生活に余裕があるように見えるママ友もいるかもしれません。
 
パート勤務でも生活に余裕があるように見える理由として、夫が十分な収入を得ていて、パート代は自分のお小遣いとして自由に使えていることが考えられます。年収の壁を気にして年収を100万円ほどにおさえていたとしても、全額を自由に使えるのであれば、ブランド品の購入ができるほど生活に余裕が出る可能性もあるでしょう。夫の収入が限られていたとしても、出産前に購入した「20年物」のブランド品を、大切に愛用しているケースも考えられます。
 
年収の壁を意識するのは、一定の年収を超えると税金を納める必要が生じたり、社会保険への加入が必要となり保険料を支払うことになったり、配偶者や世帯の収入に影響が出てしまったりするからです。しかし中には、年収の壁を気にすることなく働いて、世帯年収を増やしている人もいます。パート再就職の場合の試算では、年収100万円で働く場合と比較して、年収150万円で働く場合は世帯の生涯可処分所得が約1200万円、年収200万円で働く場合は約2200万円多くなるとのことです。
 
パート勤務でも生活に余裕があるように見えるママ友は、年収の壁を気にせずに、ある程度のぜいたくができる範囲で働いているのかもしれません。
 

パート勤務でも働き方によって生活に余裕が出る可能性あり

出産後の女性の働き方には、正社員として就労継続したりパート勤務にしたりするなど、さまざまな選択肢があります。内閣府政策統括官(経済財政分析担当)が実施した試算によると、世帯の生涯可処分所得は、再就職しない場合と比較して、正社員として就労継続すれば1億6700万円、パート勤務でも2700万円~3900万円多くなるとのことです。
 
パート勤務では、年収の壁を気にして年収100万円ほどで働く人や、年収の壁は気にせずに年収150万円または200万円で働く人もいます。パート勤務のママ友がブランド品を愛用していて、生活に余裕があるように見える場合、夫が十分な収入を得ていてパート代を自由に使える可能性が考えられます。または、出産前に購入した「20年物」のブランド品を大切に使っていたり、年収の壁は気にせずに働いて世帯年収を増やしていたりする可能性もあるでしょう。
 

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