フットゴルフは、サッカー(フットボール)とゴルフ、異なるスポーツを融合した新しいスポーツ。サッカーボールの5号球を使い、ゴルフコースで9ホール、または18ホールをラウンド。「サッカーボールを蹴ってゴルフをする」ことをイメージすると分かりやすいだろう。

フットゴルフは、2009年にオランダでルール化されると、国際フットゴルフ連盟が設立された2012年にはハンガリーで第1回ワールドカップを開催。欧米を中心に既に40カ国以上で楽しまれており、急速に普及している現在最も注目されているスポーツとなっているという。

2016年1月にはアルゼンチンで26カ国が参加し、第2回ワールドカップが開幕。そして、2018年12月には、モロッコで33カ国合計約500名が出場し第3回ワールドカップを実施。2023年5月末から6月上旬にかけては、39カ国約1,000名により第4回大会がフロリダ州オーランドで行われた。なお、2020年9月末からは第4回ワールドカップが日本で開催されることが決定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2021年9月末に延期され、その後、FIFG総会の決議により2021年1月28日に中止が決定している。

オリンピック正式種目化を目指す

また、フットゴルフ先進国のアメリカでは、既に600コース近くでフットゴルフがプレーでき、イギリスでもその数は200を越えている。欧米を中心にその認知度もアップ。国内では日本フットゴルフ協会が2014年2月に創設され、直後からジャパンオープンなど賞金トーナメントも開催。

2017年には名門・軽井沢72ゴルフの南コースで国内初の国際大会も行われた。3月現在、フットゴルフが楽しめるコースは国内で約30カ所となっている。

また現在、フットゴルフはGAISF(国際スポーツ連合団体)のオブザーバー会員となっており、将来のオリンピック正式種目化を目指しているという。