死に急ぐ人の特徴と心理を知ろう
生き急ぐ人について紹介してきましたが、ここからは、死に急ぐ人の特徴と心理について紹介していきたいと思います。
死に急ぐ人は他人から見れば、生き急ぐ人と生き方が似ていますが、その生き方はまったく別物です。

他者の目から見た生き方と、本人の中にある生き方は同じだとは限らないため、他者から見たものと、本人が実際に持っているものに差が発生してしまうのです。
これを知ることで、死に急ぐ人の心理も少しは理解できますし、生き急ぐ人との生き方の違いも明確になります。しっかりと勉強しておきましょう。

【生き急ぐ・死に急ぐ】①後先考えない
死に急ぐ人の特徴としては、後先を考えないという特徴があります。
死に急ぐ人は自分の寿命を縮めるような生き方をしていたとしても、それを深刻に捉えていません。周りからはそのような生き方ではダメだといわれても、今大丈夫だから、とまったく気にしないのです。

後先を考えずに行動する人は、どのような方法で仕事をやっても、失敗するものです。自分の体の先を考えられない人が、仕事の先を考えることはできないでしょう。高い確率で、将来、これまでやってきた方法を後悔することになります。
このようにして死に急ぐ人を説得する方法はないと言っても良いでしょう。ただ、尊敬する人や大事な異性に真剣に注意されるという方法は有効となりますので、説得したい人はそのような方法を使うようにしてください。

【生き急ぐ・死に急ぐ】②死がリアルではない
死に急ぐ人の特徴としては、死をリアルに感じていないという特徴もあります。
死に急ぐ人は様々な方法で、自分の体を痛めつけるものです。そのような方法を繰り返していれば、誰でも死に急ぐ方法だということがわかるのですが、本人はそうは思いません。

なぜなら、本人の中に死の恐怖がないからです。死自体が怖くないということではなく、死に対しての現実感がないということです。
そのため、様々な方法で自分の体を痛めつけていることを知っても、生き方は変わらないでしょう。唯一、身近な人の死がリアルさを感じさせる方法なのですが、誘発することもできないため、改善させる方法はないと思ったほうが良いです。

【生き急ぐ・死に急ぐ】③犠牲に対する優越感
死に急ぐ人の特徴としては、犠牲に対する優越感があるという特徴もあります。
死に急ぐ人が行っている方法は、いわば自分の体を犠牲にして、何かを実行しているということです。そしてその犠牲をすること自体に優越感を持っている人がいます。犠牲にしたのだから、物事がうまく回る、もしくは成功すると考えているのです。

寝る時間を削って努力をすれば成果は出ますし、食欲を我慢すればダイエットに成功するというように、何かを犠牲にすれば、成果が伴うというのが一般的な考え方です。死に急ぐ人が行っていることも、ある意味、成果は出てしまうでしょう。
しかしそこに対して優越感や快感を持っていると、もっともっと、という風になってしまい、さらに死に急ぐようになってしまいます。途中で目的が変わり、成果のためでなく、犠牲にすること自体に快感を得てしまい、それが目的となると、かなり危険です。
