洗濯物を乾かすために「洗濯乾燥機」を買いたいのですが、高いです…。コインランドリーで我慢した方がコスパがいいでしょうか?
日常生活の中でかかせない家事のひとつに洗濯があります。洗濯には、洗う、干す、たたむ、しまうなどたくさんの工程が必要です。特に洗濯物を外に干している場合は天候を気にする必要もあるため大変と感じる人もいるでしょう。   そこで今回は、洗濯乾燥機とコインランドリーの利用では、かかる費用にどれくらいの差が出るのかを検証します。洗濯乾燥機にかかる電気代の節約方法についても解説しますので、洗濯乾燥機の購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

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洗濯乾燥機の乾燥にかかる電気代

洗濯乾燥機は乾燥する方法によって、大きく次の2種類に分けられます。

●ヒートポンプ方式
●ヒーター乾燥方式

ヒートポンプ方式はおもにドラム式洗濯乾燥機に多く搭載されている機能です。湿気を含んだ空気を除湿して排水し、乾いた温風で乾燥させますが、比較的低い温度で乾燥するので洗濯物が傷みにくく電気代を節約できることが特徴です。
 
一方で縦型洗濯乾燥機で多く採用されているのがヒーター乾燥方式です。ヒーター乾燥方式には湿気を洗濯機の外に排出して乾かすタイプと、冷却水で湿気を含む温風を除湿し乾燥の際に発生する水蒸気を水に戻して排出する水冷除湿タイプの2種類があります。
 
どちらも、ヒートポンプ方式と比べて洗濯物の痛みや縮みが起きやすく電気代がかかる傾向にあるようです。
 
とあるメーカーによると、6キログラムの洗濯物を洗いから乾燥まで行った際にかかる1回の電気代は次の通りです。

●縦型洗濯乾燥機:約68.2円(1日1回洗濯した場合1ヶ月で約2046円)
●ドラム式洗濯乾燥機:約18.3円(1日1回洗濯した場合1ヶ月で約549円)

乾燥を行わずに洗濯のみを行った場合の電気代は11~12キログラムの容量であっても2円~3.4円程度であるため、上記電気代の大部分は乾燥にかかる金額と考えてよいでしょう。ドラム式洗濯乾燥機の場合、縦型洗濯乾燥機と比べて1回あたり約49.9円、1ヶ月を30日とした場合は約1497円節約できる可能性があることが分かります。
 

コインランドリーにかかる費用