実際に国内では、札幌市の事例以外にも二重価格の導入や検討が進んでいます。
例えば、兵庫県姫路市では、世界文化遺産である姫路城の入城料を、市民以外には2500円に値上げする改正案が市議会に提出されました。この措置は、城の維持管理費用を確保するためのもので、札幌市の雪祭りの事例と同様、市民には税金での負担があることから、料金を据え置く方針です。
京都市でも、観光客の急増により市バスが混雑し、市民の利用に支障をきたしていることから、観光客向けの「観光特急バス」の導入を検討しています。
観光客をそのバスに誘導することで、市民と観光客の利用のすみ分けを図ろうというものです。これは、観光資源を守りつつ、地域住民への影響を最小限に抑えることを目的としています。
このような動きは、オーバーツーリズムへの対策として、今後も日本全国で広がる可能性があります。
まとめ
春休み中で、観光地での料金差について関心をもつ人もいるでしょう。観光地が二重価格を導入する理由には、観光資源の維持や地域経済の支援があるため、観光客としてはその背景を理解する必要があります。
二重価格が当たり前になるかどうかは、各地域の対応次第ですが、観光地の維持と円滑な運営を考慮した措置として広がっていく可能性は高いと考えられるでしょう。
出典
さっぽろ雪まつり 公式ガイドブック
インド ウッタル・プラデーシュ州政府観光局 タージマハル公式ウエブサイト
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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