
北海道森町
日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、北海道森町を写真とともに紹介する。
Vol.421/北海道森町
北斗市の旧大野町で、きじひき高原を訪れたのち、次に向かったのは森町。大沼や小沼、駒ヶ岳の麓を通過していき、内浦湾に出ると、森町の市街地が広がっていた。まずは、青葉ヶ丘公園へ立ち寄ってみる。開設されたのはなんと大正三年で、非常に歴史の長い公園だ。ソメイヨシノの古木が約1000本植えられており、見頃の5月には大勢の観光客で賑わうと。木々は立派で、ソメイヨシノも少し雰囲気が違う気がする。太くてがっしりしているというか。春になると、どのような風景なのだろうなあ。

青葉ヶ丘公園へ

木々が立派だった

健診に行ぐべ!!

内浦湾とまちと

地元のスーパー

電車が通らずに開いた
その後、市街地へ。「健診に行ぐべ!!」の看板を見つけて、訛りがそのまま伝わってくるようで面白い。少し小高い場所からは、内浦湾の海も眺めることができた。地元のスーパーではみなさんが買い物をしている。この日はとても暑かったので、みなさんゆったり気味。
そして、森駅の近くに踏切があって、ちょうどカンカンと踏切が鳴り始めたので、バイクを横に停めて写真を撮ろうと構えていたら、電車が通り過ぎないまま遮断桿が上がった。「あれっ?」と、車の中の人とも、同じ表情で目が合った。電車が通らない踏切があると、何かで聞いたことはあるけれど、実際にそれが目の前で起きると、あっけらかんとするものだ。