NISAは長期投資に向いており、若いほど開設者の割合が多いといわれています。日本証券業協会が2024年に実施した「個人投資家の証券投資に関する意識調査」によると、年齢別の新NISA口座開設状況は20~30代が76.9%でした。若い世代でも利用が進んでいることから、新社会人でもNISAは活用できると考えられます。
また、同調査によれば、新NISA口座開設者の年収は300万円未満が36.7%、500万円未満が26.5%でした。このことから、手取り18万円程度(年収270万円程度)でもNISAへの積み立ては十分可能だと考えられます。
まとめ
投資で得た利益を、一定条件のもと非課税にする制度であるNISAの認知度は大きく上昇しており、若い世代でも利用が進んでいます。特に、将来や老後に備えて資産形成をしたい場合は、早いうちからNISAを利用した方がよいでしょう。
ただし、投資により収支バランスが崩れるとかえって赤字になる恐れがあるため、無理のない範囲で積み立てることが重要です。長期的な視点でNISAを利用して、資産形成を進めましょう。
出典
日本証券業協会 証券投資に関する全国調査(調査結果概要) 調査結果の主なポイント 3.NISAの認知状況(2ページ)、調査結果概要 3.証券投資に対する意識・必要性 3-6.証券投資の必要性(32ページ)
日本証券業協会 個人投資家の証券投資に関する意識調査(調査結果概要) 調査結果の主なポイント(新NISA関係) 1.新NISAの普及状況(1ページ)、2.新NISA口座開設者の特徴(2ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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