老後に備えるためには、早いうちから計画的に準備を始めることが大切です。ここからは具体的な方法を紹介します。
 
まずは、自身の公的年金の見込額を確認してみましょう。日本年金機構の「ねんきんネット」を利用すると、将来の年金受給額を簡単に試算できます。まずは、どのくらいの資金が不足するのかを把握しておいてください。
 
毎月の貯蓄習慣をつけることも大切です。「自動積立定期預金」を活用すると天引きされるため、効率的に貯蓄できます。NISAやiDeCoなどの非課税制度を活用し、長期的な視点で資産運用すれば、より効率的に資産を増やすことが可能です。
 
また、老後の医療費や介護費用がかさむと、貯蓄が一気に減る可能性があります。万が一に備え、医療保険や介護保険への加入も検討しましょう。
 

老後資金準備、年代別のポイント

老後資金準備は、年代によって意識すべきポイントが異なります。
 
20~30代の場合、若いうちから少額からでも貯蓄と資産運用を始めてください。長期運用ができるので、リスクを抑えた積立投資が効果的です。
 
40~50代の場合、老後資金の目標額を明確にし、計画的に貯蓄を進めましょう。住宅ローンや教育費など支出が増える時期でもあるため、家計の見直しも重要です。
 
60代以降は、退職金を有効活用し、資産の取り崩し方を計画します。健康状態に合わせた生活費の見直しや、医療費の準備も重要です。コンパクトな家に住み替えることでも、生活費の削減につなげられます。
 
また、定年後も働ける場合、65歳までは生活費が補えて安心です。同時に公的年金の繰り下げ受給を選べば、もらえる金額が増額されます。
 
今回紹介したのはあくまでも一例です。それぞれの年代に応じた資金準備を計画的に進めてください。
 

1人暮らしの老後資金、早めの準備で安心を