ドラム式洗濯機は本当に「節約」できる? ドラム式と縦型の「洗濯1回のコスト」はどのくらい違うのでしょうか?
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機のどちらを購入するか迷っていて、それぞれの洗濯コストを知りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。   洗濯機のコストを算出する場合、本体価格だけでなく、購入後にかかる水道代や電気代といったランニングコストも重要なポイントです。   本記事では、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の水道代・電気代をシミュレーションしますので、ぜひ参考にしてください。

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ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の洗濯コスト比較

ドラム式洗濯機と縦型洗濯機では、洗濯にかかる水道代や電気代に差があります。使用する水の量や消費電力が異なるため、長期間使用すると家計への影響も変わってきます。
 
コストの違いを把握することで、洗濯機選びの参考になるだけでなく、日々のコストを試算して家計管理に役立てることも可能です。
 
本項では、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の水道代と電気代を比較しますので、詳しく見ていきましょう。

 

水道代比較

家電製品を展開するA社によると、洗濯1回あたりの水使用量はドラム式が約83L、縦型が約150Lです(※)。
 
東京都水道局の水道料金(1Lあたり0.24円)をもとにすると、洗濯1回あたりの水道代は図表1のとおりです。
 
【図表1】

ドラム式洗濯機 縦型洗濯機
水道代 約19.9円 約36.0円

 
図表1のとおり、ドラム式と縦型では1回の洗濯で約1.8倍の水道代の差があります。
 
例えば、1日1回洗濯すると、1ヶ月(30日)でドラム式は約597円、縦型は約1080円かかります。

 

電気代比較

同社によると、洗濯1回あたりの消費電力量はドラム式が約68Wh、縦型が約98Whです(※)。
 
全国家庭電気製品公正取引協議会の電力料金目安(31円/kWh)をもとにすると、洗濯1回あたりの電気代は図表2のとおりです。
 
【図表2】

ドラム式洗濯機 縦型洗濯機
電気代 約2.1円 約3.0円