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住宅ローンの変動金利とは?
住宅ローンの金利タイプには「固定金利」と「変動金利」があります。このうち変動金利とは、返済期間中に金利額が定期的に見直されるタイプの住宅ローンのことです。一般的に固定金利よりも金利が低く設定されていますが、将来的に金利が上昇すると返済額が増えるリスクがあります。
変動金利は日銀の「政策金利」に影響されます。したがって、今回の政策金利引き上げによって、今後金融機関で変動金利の見直しが行われる可能性があります。
一方の固定金利は、金利が一定期間または完済するまで変わらないタイプの住宅ローンです。変動金利よりも金利が高いですが、毎月の返済額が固定できます。
固定金利は日本の10年国債利回り、いわゆる「長期金利」に影響されます。長期金利が上昇すると固定金利も上昇しますが、返済期間中(固定期間中)はローンの金利が変動することはありません。
2025年2月時点の住宅ローン金利の例
大手銀行の住宅ローン金利は現在どのくらいの水準なのでしょうか? 例として、2025年2月時点における、ある大手銀行の変動金利と固定金利を紹介します。
・変動金利:年0.375%~
・固定金利(全期間型、31~35年):年2.05%~
変動金利が最安0.375%と1%を切っている一方、固定金利は2.05%以上と大幅に高くなっています。今のところは変動金利のほうがお得だと言えるでしょう。