湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)では、3月7日(金)~6月24日(火)の期間、令和7年度の春の企画展「幻獣 GENJU -信じられてきたものたち-」を開催中だ。
幻獣に関する本や錦絵を展示
未知で不思議でどこか好奇心をくすぐられる存在「幻獣」。
人魚や河童といった幻獣は、実際にはいないけれどもいると人々に信じられ、数多くの記録が今に残されてきた。

「山海経絵巻」(部分)江戸時代 湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)蔵
「幻獣 GENJU -信じられてきたものたち-」は、同館所蔵の「幻獣」に関する本や錦絵、ミイラなどを一堂に展示する企画展。
同館で「幻獣」がテーマの企画展が開催されるのは初めてだそう。

「海馬の頭蓋骨」江戸時代後期 湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)蔵
見世物から信仰の対象にもなった人魚や河童、天狗などの「幻獣」。人々が求め生み出された「幻獣ミイラ」もあわせて一挙公開している。

「雷獣図」江戸時代 湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)蔵
また、未確認生物「ヒバゴン」(庄原市西城町)や「ツチノコ」(府中市上下町)、初公開の「天狗の爪」(三次市作木町・常清山東光坊蔵)など、広島県ゆかりの「幻獣」を特集し、紹介していく。
広島県ゆかりの「幻獣」を特集
そのほか、企画展関連イベントとして、スペシャルトークやワークショップ、ギャラリートークを開催。詳しい情報は、下記の詳細ページからチェックしてみて。
「幻獣 GENJU -信じられてきたものたち-」は、6月24日(火)まで開催中。なお、5月1日(木)からは一部展示が変わる。
「幻獣 GENJU -信じられてきたものたち-」に足を運び、幻獣に関する貴重な展示物をじっくり鑑賞してみては。
■幻獣 GENJU -信じられてきたものたち-
開催期間:3月7日(金)~6月24日(火)
会場:湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)
住所:広島県三次市三次町1691-4
詳細:https://miyoshi-mononoke.jp/exhibition