トリップノートのアプリでトラベラー会員が登録した「行ったスポット」のランキングを元に、新型コロナウイルス感染症の流行が始まる前と比べて、人気が上昇した和歌山の観光スポットをご紹介します!

はじめに

この記事では、トリップノートの会員が実際に訪問したスポットを記録する「行った」機能のデータを元に、新型コロナウィルス感染症の流行を境にして、順位が顕著に上昇した観光スポットを紹介しています。

なかなか自由に旅行を楽しめない状況が続きますが、そんな中でも感染に気をつけながら和歌山県を観光する機会があれば、ぜひ参考にしてみてください。

1.三段壁

写真:PIXTA

太平洋に切り立った50メートルの断崖が2キロも続く、ダイナミックな風景が広がる三段壁。かつて魚の群れを見つけるための場所「見段(みだん)」があって、これが転じて三段壁と呼ばれるようになったのが名前の由来だそう。まるでサスペンスドラマに出てきそうな断崖絶壁は大迫力で、思わず足がすくみます。

出典:tripnote.jp

そして地上からエレベーターに乗って地下へと向かうと、そこにはなんと洞窟が広がっています。洞窟の全長は200メートルもあり、洞窟内に流れこんで大きくはじける波や、資料に基づき復元された熊野水軍の番所、日本最大クラスの大きさをほこる青銅製の牟婁大辯才天(弁天様)が見どころです。

2.橋杭岩

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幅15m、長さ850mにわたって大小40もの岩がそびえ立つ、国の名勝であり天然記念物。並び方が橋の杭に似ているので「橋杭岩」という名がついたそう。干潮時に訪れると海の方に降りることができ、間近で岩を見ることができます。毎年11月の数日にはライトアップが行われ、夜の海に幻想的に浮かび上がります。

3.和歌山城

写真:PIXTA

天正13年(1585年)に、豊臣秀吉が弟の秀長に築城させたのが始まり。元和5年(1619年)には徳川家康の十男である頼宣(よりのぶ)が入城し、徳川御三家のひとつとして長い歴史を刻みました。天守閣にのぼれば、和歌山市街や和歌山港をのぞむ景色が楽しめます。

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またお城の敷地内には動物園や紅葉渓庭園、抹茶と季節のお菓子がいただける茶室などもあり、随所に忍者がひそんでいます。

4.金剛峯寺

写真:PIXTA

高野山真言宗の総本山であり、高野山全体を司る宗務所が置かれています。「金剛峯寺」はもともは高野山全体を指していた名前でしたが、明治以降、真言宗を管理する最高責任者が在籍する寺をさすようになりました。

主殿は江戸末期文久3年(1863年)に再建されたもので、東西54m、南北63mの書院造建築の建物。国内最大級の石庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」や狩野派の絵師により描かれた襖絵が大きな見どころ。

5.高野山 奥之院

出典:tripnote.jp

聖域・奥の院は高野山の信仰の中心。弘法大師・空海が今もなお、世の平和と人の幸せを願って瞑想を続けていると信じられています。

弘法大師が入定しているという御廟までの2㎞の参道には、樹齢数百年を超える大樹が連なり、その間に20万基を超えるという諸大名から庶民の墓石や慰霊碑などが並んでいます。その静かで厳かな空間は、墓地であることを忘れるくらい安らかで穏やかな時間を与えてくれます。

6.和歌山マリーナシティ

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和歌山市沖の人工島に作られた、総合リゾート施設。島内には「黒潮市場」や「ポルトヨーロッパ」があるほか、日帰り温泉施設、リゾートホテル、海釣り公園などがあり、一日中遊べる観光スポットとして多くの人が訪れています。また周辺には、万葉集にも詠まれた景勝地・和歌浦(わかのうら)もあり、美しい海や山が眺められます。

7.壇上伽藍

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高野山は町全体が修行道場。その中心地といえるのが壇上伽藍です。弘法大師が高野山を開いた時、最初に手がけた場所とされ、奥の院と並んで二大聖地の一つでもあります。

壇上伽藍の由来は、古代インドで使われていたサンスクリット語の「僧伽藍摩(そうぎゃらんま/僧侶が修行をする場所という意味の言葉)」、それを略して伽藍です。地面よりも少し高い所にあることから壇上を加えて、壇上伽藍。この境内の19の建物を全て含めた場所を壇上伽藍と呼んでいます。

高野山に伝わる「両壇遶堂(りょうだんにょうどう)次第」に則ると、壇上伽藍を参拝する順番は中門から時計回りに巡るのだそう。

8.淡嶋神社

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和歌山市加太(かだ)にある淡嶋神社は、全国の淡嶋神社の総本社で、縫い針の労をねぎらう針供養や人形供養、雛流しの神事が行われることで全国的にも有名な神社です。

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境内には全国から寄せられた数多くの人形が所狭しと並べられており、人形の種類ごとに配置され、厳かな雰囲気に包まれています。

初めて訪れる方は、異様とも思えるその光景に不気味な印象を抱かれるかもしれませんが、実はとても見どころの多い神社です。特に女性からはパワースポットとしても注目されています。

9.太地町立くじらの博物館

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捕鯨400年の歴史とその技術を後世に伝えることを目的とし、捕鯨発祥の地である和歌山県・太地町に1969年に開館しました。博物館ではさまざまな種類のクジラの骨格標本をはじめ、クジラの生態が学べるような展示物、さらに捕鯨に関する資料など実に1,000点以上もの貴重な展示物に出会うことができます。

とくに吹き抜け部分にダイナミックに吊り下げられた、実物全身骨格標本を目の当たりにすれば、くじらがいかに巨大な哺乳類であるかを改めて実感するでしょう。

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敷地内にはイルカショープールもあり、バンドウイルカとカマイルカたちが繰り広げるスピーディーなイルカショーを楽しむことができます。また自然の入江を舞台に、世界でも珍しいゴンドウクジラによるクジラショーも開催しています。

10.南紀勝浦温泉

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和歌山県でも南紀白浜温泉と並ぶ人気の温泉地です。太平洋に面したリアス式の入り組んだ場所にある温泉地では、観光桟橋から船でしか渡れない温泉施設もあり、太平洋を眺めながらゆっくりと温泉に浸かる事ができます。

11.串本海中公園

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串本の海にすむ生き物を集めた水族館と、串本の海のなかを鑑賞できる海中展望塔を備えた体験型の施設。海中展望塔ではメジナの群れを間近で見られたり、海中観光船では船内からサンゴや熱帯魚も鑑賞できます。またカメにエサやりができるウミガメパークも人気。施設内で生まれた赤ちゃんウミガメにも出会えますよ。

12.大門坂

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複数ある熊野古道の参詣道の一つ「中辺路(なかへち)」の一部です。入口からしばらくはアスファルト道ですが、樹齢800年の夫婦杉を超えると、那智山へと続く全長約640m、高低差約100mの石畳の上り坂が始まります。

熊野詣が盛んだった時代の面影を、最も色濃く残している場所と言われる大門坂。所々、多少上りがきつい場所もありますが、両脇にそびえる樹齢数百年の杉木立を眺め、木立を揺らす風の音に耳を傾けていると自然と神聖な気持ちに心が満たされていきます。