3日に2回は「風呂キャンセル」しています…「節約になる」と思っていますが、実際どうなのでしょうか?
SNSなどで話題になったことがある「風呂キャンセル」は、入浴が面倒でシャワーやお風呂に入らないことを意味します。病気などが理由ではなく、単に「風呂に入りたくないから」という理由でそうしない人は少なくないようです。   今回のケースのように3日に1回しかお風呂に入らない方がいるようですが、中には面倒という理由のほかに、節約を意識してそうしているケースがあるかもしれません。   本記事では、風呂キャンセルをするとどのくらいの節約になるのか、また風呂キャンセルすることの注意点について解説します。

▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較

風呂キャンセルするとどのくらい節約できる?

風呂キャンセルすると、どれくらいの節約になるのか見ていきましょう。今回は、水道代とガス代を対象に計算します。
 
お風呂1回当たりに使う水の量は200リットルとし、料金単価を大阪市の「1リットル当たり約0.1円」とすると、水道料金は約20円です。
 
ガス代については、「水の上昇温度×水量÷(熱効率×発熱量)×1立方メートル当たりの都市ガス基準単位料金」で求められます。
 
仮に以下の条件でガス代を計算するとします。

●20度の水200リットルを40度まで温める
●熱効率は80%
●発熱量は1万750キロカロリー/立方メートル
●都市ガス基準単位料金を144.52円(大阪ガス株式会社の料金単価を使用)

この場合、入浴1回当たりのガス代はおおむね67円です。
 
なお水道料金は住んでいる地域によって変わるほか、ガス代は都市ガスなのかプロパンガスなのか、水の温度は何度かなどの要素で変わります。
 

毎日お風呂に入る場合

毎日お風呂に入る場合、1日当たりの水道光熱費はおおむね以下の通りです。