節約もしながらヒートショックも予防する方法をいくつか紹介します。まず、簡単な方法が、床にマットやすのこを敷くことです。特に浴室がタイル張りで冷たいケースでは大きな効果があります。
 
また、風呂の温度を低めに設定すると、心臓への負担を抑えられます。温度は40度以下がおすすめです。風呂から出る際はゆっくり立ち上がるようにしたり、食事直後や飲酒後の入浴を避けたりすることも効果があります。
 
ほかにも、家族が続けて風呂に入れる状況であれば、風呂のふたを開けっぱなしにしておくと、浴室が寒くならずにすみます。
 
シャワーで浴室を暖めたいのであれば、お湯はりをする最後の5分だけシャワーで給湯すれば、浴室も暖まりお湯も無駄になりにくいでしょう。
 

まとめ

浴室が寒いとヒートショックを起こす可能性が高くなります。ヒートショックを起こしやすいのは、高齢者だったり高血圧などの持病があったりする人です。
 
年齢が若い場合はヒートショックを起こす可能性が高くないと考えられますが、注意は必要です。ガス代などが気になるのであれば、マットやすのこを敷いてみたり、お湯はりの最後にシャワーで暖めてみたりするなど手軽な対策で対応してはいかがでしょうか。
 

出典

東京都水道局 節水について
東京ガス株式会社 データについて
東京ガス株式会社 ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)
 
執筆者:山根厚介
2級ファイナンシャルプランニング技能士

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