・全国一律にする
・配送地域ごとに変える
・一定金額以上の購入で送料無料にする
・発送手段ごとに変える
・送料無料にする
なぜ送料には「無料」と「有料」があるの? 通販の送料の決め方を教えて
全国一律にする場合は運営者が損をしないように設定しないと、赤字になるリスクがあります。
一方で、配送地域ごとに変えれば赤字リスクはなくなりますが、遠方の顧客の送料が高くなる点に注意が必要です。遠方の顧客は、地域による送料の差で負担がかかると購買意欲が減退してしまい、負担の少ない競合に流れてしまう可能性があるため、バランスをとる必要があります。
送料無料にするには、商品価格に送料を上乗せするか販売者が送料を負担する2つ方法と考えられます。商品価格が高くなる場合は、よく考えて価格設定をする必要があるでしょう。
送料無料で利益を確保する方法
送料無料にしても利益を確保する主な方法は、次のとおりです。
・利益率の計算をする
・商品価格を引き上げる
・最低注文額を設定する
・特定の商品に限定する
送料無料で商品販売を検討しているのであれば、必ず利益率の計算をしたうえで商品価格を決めましょう。例えば、利益率が20%ある商品を送料無料に設定したとして、配送コストが5%かかったとしたら利益は15%になってしまいます。手元に残る利益をしっかりと確保する仕組みをつくることが大切です。
特定の商品に限定するというのは、例えば、小さい商品や利益率の高い商品は送料無料にし、家具などの大型商品や利益率の低い商品は送料設定をする方法です。どの方法で利益を確保するかをしっかりと決めて、マイナスにならないようにしましょう。
通販の送料を安くおさえるポイント
ショップ運営者がどの方法を選んだとしても、しっかりと利益を確保できるように送料を安くおさえるポイントをおさえておきましょう。そのためには、配送業者ごとの送料を比較して、安いところを選ぶことが大切です。
各運送会社のサイズや地域ごとの送料を洗い出し、料金体系を把握しておいてください。販売する商品の大きさや重さがある程度決まっている場合は、送料も比較しやすいでしょう。