なぜ送料には「無料」と「有料」があるの? 通販の送料の決め方を教えて
ネットショップを始めようと思った方の多くが、送料の決め方で悩むことと思われます。送料は大きく分けて「無料」と「有料」の2種類がありますが、一体どのようにして決めているのでしょうか。   そこで本記事では、送料無料の仕組みや送料の種類、利益を確保する方法について解説します。

▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?

送料無料の仕組みと表示について

自身が商品を購入する際に、送料無料かどうかで運営ショップを決めている方も多いのではないでしょうか。送料無料と掲げていても、実際には商品に送料が含まれている、1万円以上の場合は送料無料など、販売者が損をしない仕組みになっています。
 
しかし、送料無料とだけ記載されていると、消費者は気にせずに商品を購入してしまうことが問題視されました。例えば、安価な商品をまとめ買いせずに単品ずつ購入し、何回も配達してもらうと、それにかかる物流コストが大幅に上がるためです。
 
消費者庁では消費者に意識してもらうべく、運賃や料金について消費者が支払う送料に適切に反映されるよう、「送料無料」表示の見直しに関する検討を行っています。
 
したがって、自身が商品を販売する際に「送料無料」と表示するのであれば、その理由や仕組みを分かりやすく説明することが望ましいとされます。そのことを踏まえたうえで、ネットショップの送料を決めましょう。

 

送料の種類と送料無料で利益を確保する方法

ここでは、送料無料の仕組みを正しく理解したうえで、送料の種類と送料無料で利益を確保するにはどのような方法があるのかを見ていきましょう。

 

送料の種類

実際に商品を売る際には、どのようにして送料を決めればよいのでしょうか。送料の種類は大きく分けて、次に挙げる5種類があります。