一般的な家庭では、1回の入浴で約180リットルもの水を使用します。このうち、半分程度を再利用するだけでも、約90リットルの節水につながる可能性があります。
 
再利用方法としては、洗濯、掃除、庭の散水などがあります。例えば、洗濯機に風呂水ポンプを取り付けることで、残り湯を効率的に利用できる可能性があります。
 
また、バケツに風呂水をくみ掃除用に使用したり、種類によっては庭の植物への散水に活用したりするのもよいでしょう。
 

トイレでは大小レバーを使い分ける

水洗トイレの大小レバーは、使い分けることが重要です。小レバーを使用すると、大レバーに比べて約2リットルの水を節約できるといわれています。小さな取り組みですが、習慣づけることで、節水効果が期待できるかもしれません。
 

歯磨きでゆすぐ水はコップにくむ

歯みがき中に水を流しっぱなしにすると、わずか30秒間で約6リットルもの水を消費するようです。コップに水をくんで使用する方法に変えるだけで、必要な水量は約0.6リットルにおさえられ、1回あたり約5リットルの節水につながるといわれています。
 

水道料金が20%値上がりすると月に1231円ほど負担が増える可能性がある

今回は水道料金が値上がりした場合、どれくらい負担が増えるのか解説しました。水道料金は、日々節約を意識し工夫することにより、家計の負担軽減につなげられる可能性があります。
 
風呂水の再利用やトイレのレバーの使い分け、歯みがき時の水の使用量を見直すことで、無駄な水の使用をおさえられるかもしれません。本記事の内容を、日常生活の節水対策に役立ててください。
 

出典

e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2024年 12月
東京都水道局 水の上手な使い方
独立行政法人水資源機構 家庭でできる節水の方法
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー