共働き夫婦には、世帯年収を増やすことで家計管理がしやすくなるなどのメリットがあります。しかし、妻の収入が夫よりも多くなり忙しくなると、今までのライフスタイルに変化が生じる可能性があるでしょう。
妻が今までよりも、家事や育児をする時間がなくなるかもしれません。収入格差がストレスにならないように、単純に収入額で家事分担を決めるのではなく、時短家電を活用するなど夫婦でよく話し合い、協力し合うといいでしょう。
妻の方が年収の高い家庭は全体の約7.5%
夫婦共働き世帯において、妻の方が年収の高い家庭は約7.5%で、まだ少ないことが分かりました。妻の年収が500万円台で夫よりも収入が多い世帯については全体の約1.3%でした。
女性の社会進出が進む中、妻の方が年収が高くなるケースは今後増えていき、収入の多い妻を大黒柱にすることを考える家庭も出てくるかもしれません。しかしライフプランによっては、出産・育児によって収入が減少するなどのリスクがある点に注意が必要です。
万一の遺族年金や、収入格差で起こり得るストレスの可能性も考慮に入れつつ、夫が仕事を続けるか否かや家事分担について話し合うといいでしょう。
出典
国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査
参議院常任委員会調査室・特別調査室 パワーカップルなど結婚にまつわる収入の格差について(31ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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