住宅ローンの返済中に無断で貸し出してバレると、変動金利の優遇金利が適用外になる可能性があります。住宅ローンの優遇金利は、要件を満たしている場合に適用され、基準金利から優遇金利が差し引かれるため、優遇金利が高いほどお得です。しかし、優遇金利が適用外になると、高い金利で住宅ローンの残高を支払うことになってしまいます。
住宅ローンの一括返済が求められる
住宅ローンの一括返済が求められるケースもあります。住宅ローンの契約違反になるので、住宅ローンが利用できなくなり、残りを一括で支払わなければなりません。もし、一括返済ができないと、競売や差し押さえによって、住まいを手放さなければならないときもあります。
住宅ローンの返済中に貸し出しをしたいとき
資金使途違反にならないよう金融機関に相談することが重要です。住宅ローンの資金使途違反をすると、損害賠償請求や詐欺として警察へ通報されるケースもゼロではありません。
住宅ローンを借りている金融機関に相談する
転勤などの理由が明確な場合、金融機関に相談すると、他人への貸し出しを承認してくれる可能性があります。住宅ローンを借りている金融機関から了承を得たときは、住宅ローンの不正利用にはならず、タワマンの貸し出しが可能です。
突然の転勤で引越しをするときでも、住宅ローンを返済中の場合は金融機関に相談しよう
突然の転勤で引越しをするとき、まだ住宅ローンを返済中の場合は勝手に自宅を貸し出してはいけません。住宅ローンは自らが居住する住宅を購入するためのものと決められており、貸し出しをすると使途違反になってペナルティが科されてしまいます。自分で判断せずに、あらかじめ金融機関に相談するようにしましょう。
出典
国税庁 No.1212 一般住宅の新築等をした場合(住宅借入金等特別控除)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー