1億円の「タワマン」を購入したのに、急な転勤で引っ越すことに! ローンが残ってるからと「賃貸」に出したら、1億円の一括返済が必要!? ペナルティと注意点を確認
住宅ローン返済中の物件で暮らしているのに、急に引越しをしなければならない事態に陥る人もいるでしょう。住宅ローンで物件を購入した場合、転勤などで引越しをするとしても住宅ローンを支払い続けなければなりません。   そのため、特にタワーマンションのような高額な物件であれば、住まない間は貸し出したいと考えるかもしれませんが、住宅ローンの返済中に無断で貸し出しすると、罰則が科される可能性があります。   本記事では、無断での貸し出しが禁止されている理由やバレたときのペナルティを解説します。また、住宅ローンの返済中に貸し出しをしたいときの対処法も解説するので、参考にしてください。

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住宅ローンの返済中の貸し出しを禁止する理由

住宅ローンの利用目的は自ら居住する住まいの取得に限定されているため、他人に貸し出しをするのは契約違反です。また、住宅ローンを利用して住宅ローン控除を適用している人は、住宅ローン控除にも違反することになります。
 

居住用の住宅の購入のために利用するのが住宅ローン

住宅ローンは、住まいの夢をかなえるために低金利で利用できます。他人に住居を貸し出すことは賃貸になるため、住宅ローンよりも金利の高い不動産投資ローンが適用されます。
 
住宅ローンを利用して投資目的で住まいを取得したり、自らが居住せずに事務所などに使用したりするのは不適正利用として禁止されている点に注意してください。
 
住宅ローンを利用していると、住宅ローン控除が適用されている人もいるかもしれません。住宅ローン控除を受けるには、自らが居住していることが要件です。要件を満たさない場合は、住宅ローン控除の適用外となります。
 

住宅ローンの返済中に無断で貸し出ししたのがバレたときのペナルティ

住宅ローンの返済中に無断で貸し出ししてもバレないだろうと考える人もいるかもしれません。しかし、外部からの密告や金融機関の調査によってバレる可能性は十分にあります。無断で貸し出ししたのが金融機関に知られてしまった場合、ペナルティが科されます。
 

変動金利の優遇金利が適用外になる