ベンツを購入した場合、維持費が高くなる可能性があります。今回はベンツのThe S-Class Sedanシリーズ「S 500 4MATIC」の場合を想定し、ガソリン代と自動車税、保険料について見ていきましょう。
 
あわせて、ガソリン代は一般的な水準と、ほかはプリウスと比べてベンツの維持費がどのくらい高いのか比較してみます。
 
まずガソリン代ですが、「S 500 4MATIC」の燃費は1リットルあたりWLTCモードで11.2キロメートルとなっています。ガソリン代が1リットルあたり180円、年間1万キロ走行する場合、年間にかかるガソリン代は16万714円です。
 
国土交通省によると、令和4年度のガソリン乗用車の燃費の平均は1リットルあたり19.4キロメートルです。ガソリン代と年間走行距離の条件を同様にして計算すると、年間のガソリン代は9万2784円となります。
 
次に自動車税ですが、排気量によって金額が異なります。「S 500 4MATIC」の総排気量は2996ccですので、2019年10月1日以降に初回登録された場合、年間で5万円です。総排気量は車種によって異なりますが、プリウスの場合は2000ccか1800ccで、自動車税は3万6000円です。
 
最後に保険料についてですが、車種や年齢、等級、補償内容や保険会社などによって異なります。今回はアクサダイレクトのモデルで見ていきましょう。
 
アクサダイレクトによると、ベンツのCクラス保険料は、34歳のモデルで11万590円としています。「S 500 4MATIC」はよりグレードが高いSクラスですので、この金額より保険料が低いことは通常は考えられません。一方、プリウスの場合は4万2550円です。
 
車種にもよるので一概には言えませんが、今回の比較では、ベンツの維持費は国産車よりも高い場合が多くなりそうです。また、古いものや排気量次第では、さらに高くなることもあるでしょう。
 
なお、実際はこれらのほかに、壊れた際の修理代や自賠責保険料、車検代などがかかります。
 

まとめ