
▼私立高校の「実質無償化」は年収いくらで対象になる? 支給金額とあわせて解説
私立と公立で小学校に通うと費用差はいくら?
文部科学省が公表している「令和5年度子供の学習費調査」によると、小学校1~6年生までの学費は、公立小学校と私立小学校でそれぞれ以下のようになります。
・1年生:39万8268円
・2年生:26万8137円
・3年生:29万5461円
・4年生:30万5403円
・5年生:35万4437円
・6年生:39万5672円
・合計:201万7378円
・1年生:220万2541円
・2年生:162万8139円
・3年生:177万2477円
・4年生:168万2848円
・5年生:178万2459円
・6年生:190万5930円
・合計:1097万4394円
公立小学校と私立小学校で比較してみると、どの学年も学費に100万円以上の差があります。
また、6年間私立小学校に通うと、学費は公立小学校に通ったときよりも895万7016円高い出費が必要です。特に、1年生のときの学費は180万4273円の差があります。
私立小学校の特徴
公立小学校の教員は自治体に属しており、指定された小学校へ行って教え、定期的に配置転換が行われる点が特徴です。一方、私立小学校の教員は異動をしない教員も少なくないようです。
また、教育の内容にも公立と私立では差があります。公立小学校は、決められたカリキュラムを基に平等で均一な教育が特徴です。公立小学校においては、どの学校に入学しても学習内容の差がほとんどありません。
私立小学校では、子どもや親が自分で通いたい学校を決め、学校の理念や学習内容に共感して受験し、入学します。そのため、学校によってカリキュラムが異なります。私立は小学校ごとに力を入れている分野があるので、子どもの将来像に合ったところを選ぶことになるでしょう。