総務省の家計調査報告によると、二人以上世帯の光熱・水道費は月平均2万3855円で、消費支出全体(29万3997円)に占める割合は約8.1%となっています。内訳は以下の通りです。

●電気代:1万2265円
●ガス代:5209円
●上下水道料:5106円
●ほかの光熱:1275円

 

お風呂でできる節約ポイント

お風呂でできる節約ポイントはおもに以下の3つです。

●追い炊きを活用する
●間隔をあけずに入浴する
●浴槽のお湯を減らす
●保温シートを活用する

水道代とガス代を総合的に考えた場合、お湯の入れ替えよりも追い炊きの方が経済的だと考えられているようです。具体的な費用比較では、都市ガスの場合、追い炊きが89円に対して、入れ替えは131円かかるとされています。
 
また、家族で入浴時間を近づけることで、追い炊きの回数を減らせる可能性があります。
 
加えて、浴槽の水量を200Lから150Lに減らすだけで、約9%のガス代・水道代削減につながる可能性があるようです。
 
さらに、保温シートを使用することで節約効果を得られる可能性もあります。これにより、お風呂のガス代を約4%削減できるとされています。
 

年収や支出によってぜいたくかどうかは異なるため一概にいえない

今回はお風呂をためたときの水道光熱費について解説しました。毎日お風呂を沸かすと水道代とガス代の合計は月額約3570円となり、これは2人以上世帯の光熱・水道費(月平均2万3855円)の約15%を占めます。
 
お風呂の節約には、追い炊きの活用や入浴時間を近づける工夫などが効果的だとされています。今回紹介した節約のポイントをできるところから取り入れ、光熱・水道費の節約を目指していきましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査報告〔家計収支編〕2023年(令和5年)平均結果の概要
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー