基本点検料とは、国で定める項目に沿って行う定期点検にかかる費用です。検査項目はどの業者で受けても一律とされていますが、費用は各業者が自由に決められるようなので、どの業者で受けるかによって費用に差が出ることもあるでしょう。
 
基本点検料は一般的に、ディーラーが高く、車検専門店、ガソリンスタンドの順で費用が安くなるといわれています。ただし、安い業者は車検で定められている項目以外の点検が省かれる可能性があるため注意しましょう。
 

部品交換代

部品交換代は、整備や交換をした方がよいと判断された部分の整備や部品交換にかかる費用を指すようです。必ずしも交換が必要ではない部分まで交換すると、費用が高くなる可能性があります。
 
ただし、部品交換をしないと車検に通らない場合もあるため、必要な箇所はできるだけ整備するようにしましょう。
 

車検費用を安くおさえる方法

車検費用を安くおさえる方法は、以下の通りです。
 

・交換部品をできるだけ安いものにする
・整備士に相談したうえで、整備箇所を決める
・見積もりを取り、複数の業者を比較する

 
車検費用の内訳において、法定費用は決められた費用のため安くすることはできません。そのため安くおさえるポイントは、部品交換代や基本点検料といえるでしょう。
 
例えば、交換部品は中古品などを利用することで費用を削減できる可能性があります。
 
さらに、整備内容をしっかりと確認することで、今すぐに修理しなくても走行性に大きく影響しない項目が見つかる可能性があります。そのような箇所は次回の点検時に交換することで、費用をおさえられることもあるでしょう。
 
また、基本点検料はディーラーや車検専門店など業者によって費用が異なるため、見積もりを比較することで費用が安い業者を選択できる可能性があります。どの業者で受けるかが車検費用に大きく影響するおそれがあるため、節約したい場合は比較検討して選びましょう。
 

複数の業者から見積もりを取ることで、車検費用を安くおさえられる可能性がある