ETCを利用した場合に、料金に割引が適用されるためには、ETCによる無線通信が条件になっているようです。ETCカードを手渡しで利用した場合、ETC無線通信が行われないため、深夜割きや休日割引などのETC割引は適用されないといわれています。
例えば、神戸淡路鳴門自動車道の場合、鳴門インターチェンジから淡路島南インターチェンジまで平日の日中に利用すると、通常料金は1410円ですが、ETC料金は890円です。この区間の場合、520円割引されていますが、ETCカードによる手渡し精算になると割引が受けられず、1410円での支払いが必要になります。
ETCマイレージサービスのポイントはたまらない
ETCマイレージサービスに登録している場合、手渡し精算ではポイントをためることができないようです。ポイント付与にはETC割引同様に、無線通信で精算する必要があります。ただし、ETC車載器を搭載している車両で、次のような状況で手渡し精算する場合は、ポイントが付与される可能性があります。
・何らかの理由により入口料金所でエラーが発生し、ETCシステムを利用できない場合
・ETCレーンが封鎖されていた場合
ETCを利用できない理由が自分起因かどうかによって、ポイントがたまるかどうかが変わると考えられるでしょう。
高速道路によっては最遠端料金の適用リスクがある
一部の高速道路では、入口または出口に料金所がない場合があります。この場合通行距離が正確に把握できないため、最も遠い出口までの料金である「最遠端料金」が請求される可能性があります。例えば、首都高速道路や阪神高速道路などでは、手払い精算の場合注意が必要とされているようです。
ETCカードを挿し忘れても精算はできるが、ETCカード利用時の特典は受けられない
ETCカードを挿入し忘れて高速道路に進入してしまった場合、出口でのETCレーン利用はできません。精算は一般レーンで手渡し精算することになります。ETCカードを係員に渡せば、クレジットカード同様に処理してもらえるようです。
ただし、ETC割引やマイレージポイントの付与など、ETCレーンを利用した際に得られる精算時のメリットは受けられません。
また、高速道路によっては、現金支払いと同様の最遠端料金が適用される場合もあります。ETCレーンの走行ができないだけでなく、後続車との事故につながるおそれもあるため、カードの挿入忘れには十分注意しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー