交通費が「15%」ほど安くなる?オフピーク定期券とは
交通費をおさえ、生活にゆとりを持たせたいと考える方がいるかもしれません。「オフピーク定期券」という言葉を聞いたことはあるものの、その内容までは知らない方もいるでしょう。   今回は、オフピーク定期券の概要やどのくらい交通費をおさえられるのかなどを解説します。

▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認

オフピーク定期券とは

オフピーク定期券とは、平日朝のピーク時間帯以外で利用できる通常よりも割安な定期券のことを言います。平日朝の通勤時間帯の混雑緩和を目的として開始したサービスで、働き方改革を推進する役割も果たしているようです。
 
サービス開始当初は、通常の定期券より10%割安の設定でしたが、2024年10月1日発売分より15%割安とさらにお得になっています。
 
また、2024年3月よりオフピーク定期券を購入するたびに、定期券購入金額の最大約5%分のJREポイントが付与されるようになりました。
 
オフピーク定期券を利用できる区間は、JR東日本が指定する特定の発着駅に限られており、ピーク時間帯は駅によって異なります。主要駅のピーク時間帯は以下の通りです。
 

・大宮駅→06:45〜08:15
・横浜駅→07:00〜08:30
・渋谷駅→07:20〜08:50
・新宿駅→07:30〜09:00

 
オフピーク定期券をピーク時間帯に使用した場合は、普通運賃にて支払う必要があります。
 

通常定期券とオフピーク定期券の料金を比較

オフピーク定期券を利用すると通常の定期券よりも15%お得です。今回は、6ヶ月分の定期券の料金を3つの区間を例に比較します。
 
表1

通常定期券 オフピーク定期券
横浜〜渋谷 5万9120円 4万9790円
大宮〜新宿 7万350円 5万9200円
八王子〜東京 12万40円 10万860円