
▼4人家族で食費「月8万円」は高い? 1人当たりの“平均”もあわせて解説
生協やネットスーパーを利用している家庭はそれなりの稼ぎがある?
日本生活協同組合連合会が実施した「2024年度 全国生協組合員意識調査 報告書」によると、生協組合員の世帯年収の平均は559万円であるとのことです。
国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」より1年を通じて勤務した給与所得者の平均年収460万円と比較して生協組合員の平均年収は99万円多く、一定の稼ぎがあるといえるでしょう。しかし、国税庁調査は給与所得者の年収であり、世帯年収と異なることに注意が必要です。
生協組合員の世帯年収別の割合は以下の通りです。
●200万円未満:10.8%
●200万~400万円未満:30.3%
●400万~600万円未満:21.6%
●600万~800万円未満:14.9%
●800万~1000万円未満:10.6%
●1000万~1200万円未満:5.9%
●1200万~1400万円未満:2.4%
●1400万円以上:3.6%
400万円未満の家庭が41.1%を占めることから、生協は「富裕層向け」であるとは一概にいえないことも分かります。
食材宅配サービスは普通のスーパーよりも本当に割高?
食材宅配サービスは普通のスーパーよりも割高であると考える方もいるようですが、実際は高い場合と安い場合があるようです。
例えばある食材宅配サービスでは、普通のスーパーと同等の価格で販売している商品もあるとのことです。
一例として、2023年12月時点の価格ではありますが、6枚切りの食パンを118円(税込み127円)、絹豆腐を98円(税込み105円)、納豆(45グラム×3個)を88円(税込み95円)、ヨーグルト(75グラム×3個)を118円(税込み127円)で提供しています。
普段利用しているスーパーと価格を比較してみると、食材宅配サービスは割高であると一概にはいえないかもしれません。ただし、通常のスーパーと違って送料が発生する点には十分注意しましょう。
また、人によって利用するスーパーは違うため、どのスーパーと比較するかによっても異なります。激安スーパーと高級志向のスーパーでは取り扱う商品や価格帯に差が出ることもあるでしょう。利用するスーパーによっては、特売で欲しい商品を破格で購入できる場合もあります。