家族旅行のため「新幹線」を予約していたのですが、子どもの具合が悪くなり乗り遅れてしまいました…。やはり「切符の買い直し」が必要でしょうか?
子どもを連れた家族旅行では、不測の事態が起こることもあるでしょう。準備に時間がかかり家を出るのが遅くなってしまったり、途中で子どもの具合が悪くなってしまったり、さまざまな理由で予定していた時刻に間に合わなくなるケースも少なくありません。   例えば、もし新幹線に乗り遅れてしまった場合、切符を買い直すしかないのでしょうか。   本記事では、新幹線に乗り遅れてしまった場合の対応を解説します。

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「指定席」を予約した新幹線に乗り遅れたら後続列車の「自由席」に乗れる

「指定席」の切符を購入していた新幹線に乗り遅れた場合は、該当列車の乗車日当日かつ同区間に限り、後続列車の「自由席」に乗ることができます。「自由席」であれば、空いている好きな席に座って構いません。
 
この際、特別な手続きや切符の買い直しは不要です。万が一予定していた時刻に改札を通り抜けていなくても、当日であればそのまま通り抜けできます。
 
ただし、後続列車の「指定席」に乗りたい場合には、再度指定席特急券を購入し直さなければなりません。全額負担となるため、注意しましょう。
 

後続列車が「全車指定席」だった場合はどうなる?

予約していた新幹線に乗り遅れ、後続列車に乗ろうとしたものの、後続列車が「全車指定席」というケースもあるでしょう。例えば、年末年始やお盆、ゴールデンウィークなど混雑する期間においては、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」は全席指定席で運行されています。
 
家族旅行や帰省などで利用しようとしていて乗り遅れてしまった場合は、さらに後続の自由席のある新幹線まで待つか、普通車のデッキなどで立ったまま乗車することが可能です。立席であれば持っている指定席特急券で乗車できるため、買い直す必要はありません。
 
また、「のぞみ」以外の「こだま」「ひかり」「さくら」「みずほ」であれば自由席もあるため、そちらに乗車することも可能です。
 

「指定席」と「自由席」の差額はどのくらい?