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親に仕送りしている世帯は「約2%」
厚生労働省の「令和4年国民生活基礎調査」によると、親への仕送りをおこなっている世帯は全世帯の約2%にとどまっているようです。また、同調査によると親への1世帯当たりの平均仕送り額は月額5万6000円となっており、家計の負担にならない程度の金額を毎月仕送りしているようです。
新社会人の平均仕送り額はどのくらい?
新社会人の親への仕送り額はいくらくらいなのでしょうか。前述の調査によると、新社会人の年齢層を含む「29歳以下」の「親への仕送りありの世帯」において、1世帯当たりの仕送り額が「2~4万円未満」の世帯が、2万7000世帯ともっとも多くなっています。
また、同じく「29歳以下」の「親への仕送りありの世帯」において、1世帯当たりの平均仕送り額は「3万9000円」でした。すなわち、初任給から仕送りをする場合、「毎月3万円程度」であっても、平均仕送り額より下回る可能性は低いといえるでしょう。
高齢者の「25.4%」が「家計が心配である」と回答
では、仕送りをもらう側である親の気持ちはどうなのでしょう。
内閣府の「令和元年度 高齢者の経済生活に関する調査結果」によると、「家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」が54.0%でもっとも多い一方、「家計にゆとりがなく、多少心配である」(20.3%)と「家計が苦しく、非常に心配である」(5.1%)を合わせると、25.4%が「心配である」と回答していることが分かりました。
この調査の対象年齢は60歳以上のため、年金をいつから受給し始めるかによっても、経済的なゆとりは大きく変わりそうです。