前日の鍋を雑炊にして食べるのは、確かにコスパがよいかもしれません。しかし、食べる際には注意した方がよいこともあります。次の3つのポイントに注意しましょう。
 

塩分の取りすぎに注意

鍋は塩分を多く含みやすい料理だとされています。とくに、市販の鍋つゆには塩分が多く入っている傾向があります。しっかり煮込んで1日置いた鍋は、具材も塩分を吸って、想像以上に塩分を摂りすぎているかもしれません。
 
塩分の取りすぎは、高血圧など生活習慣病の引き金になることもあります。水炊きや鍋つゆの量を減らす、水を足すなどして、取りすぎに注意しましょう。
 

栄養価に注意

鍋の種類や残った具材によっては、栄養の偏りがある可能性もあります。そのようなときは、根菜類やキノコ、葉物野菜、肉などを追加して、足りないものを補うようにするとよいでしょう。
 
また、毎日同じような具材を入れた鍋は、栄養が偏りがちになる可能性があります。具材や味付けを変え、栄養バランスを整えるよう意識してみてください。
 

温度管理に注意

前日の鍋を、コンロの上にそのまま放置してしまうと、夏場や湿度の高い梅雨どきなどはとくに菌が繁殖するおそれがあります。翌日まで取っておく場合は、冷蔵庫に保存するようにしましょう。翌日雑炊にして食べる際は、よく加熱して食べることもポイントです。
 
また、箸を直接鍋に入れて食べた場合、鍋に唾液が入り雑菌が増える原因となる可能性もあります。鍋から取り分ける際は、菜箸やおたまなどを使い、唾液が入らないようにしましょう。
 

前日の鍋を雑炊にして食べる際は、栄養価や塩分などに注意

前日の鍋を次の日に雑炊にして食べると、残った具材に味が染みておいしいうえに、次の日は基本的に米代しかかからないため、高コスパなメニューだと考えられます。
 
また、鍋はさまざまな食材を入れるため、栄養価もよいと考えられます。次の日に具材がほとんど残っていない場合は、足りない分を追加して栄養バランスがとれるよう工夫するとよいでしょう。
 
ただし、鍋は塩分を多く含みやすいメニューでもあります。塩分の取りすぎは生活習慣病を招くおそれもあるため、水で薄めるなどして摂りすぎないよう注意しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー