子どもの習い事や幼稚園に支払う保育料など、将来のためではなく今かかる教育費の足しにしている家庭もあるでしょう。「子どもの可能性を広げるために本人が希望した習い事はさせてあげたいが、費用面の問題があるので児童手当を充てている」というケースもあるようです。
 
習い事費や学習費に充てることは生活費の足しにできるということですが、将来の学費には備えられない可能性があると考えられます。
 
また、こども家庭庁によると、児童手当は「家庭等における生活の安定に寄与するとともに、次代の社会を担う児童の健やかな成長に資すること」を目的としているため、生活費として使っても問題ないでしょう。実際に「子どもの将来のために貯めておきたいが、余裕がないので生活費に回している」という家庭もあるようです。
 
全額を生活費に充てることに抵抗があるようなら、今回の事例のように「子どもの塾代や習い事に充て、残った分を家計の足しにする」という方法を検討してみてもよいでしょう。
 

子どものために貯金している人は多いが「習い事」や「生活費」に充てている人もいる

今回参照したアンケート調査の結果によると児童手当の使い道に関して「子どものために貯金している」という回答が多いようですが、「習い事費や学習費」「生活費」などに充てている人もいることが分かっています。
 
対象年齢の子どもを養育している方に支給されるものなので「子どものために使った方がよいのか?」と悩まれることもあるかもしれませんが、家計の状況にあった使い方を考えるとよいでしょう。
 

出典

ARINA株式会社 おうち教材の森 いちごドリル 【調査結果】子ども手当・児童手当は何に使っていますか?1位は『子どもの将来の為の貯金』!
ARINA株式会社 おうち教材の森 いちごドリル
こども家庭庁 児童手当制度のご案内
こども家庭庁 子ども・子育て支援制度 児童手当
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー