一度のトイレで水を「2回」流す同棲中の彼女。どうしても「水道代」が気になってしまうのですが、どのくらいコストがかかっているのでしょうか?
同棲を始めると、多くの人はさまざまな生活習慣の違いに気づくでしょう。そのなかでも、水の使い方は水道代という形で直接的に家計に影響を与えるため、特に気になるかもしれません。   今回は、トイレの水の流し方が水道代へ及ぼす影響や、実際にどのくらいの金額になるのかを試算しました。トイレ中の音が気になるときの対処法についてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

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トイレにかかる水道代はどれくらい?

トイレは家庭内で水を多く使用する場所のひとつです。東京都水道局の調査によると、家庭での水の使用目的別内訳において、トイレは全体の20%を占めています。これは、風呂の43%に次いで2番目に大きな割合です。
 
一般的な家庭用トイレの1回あたりの水使用量は、約4~8リットルといわれています。最新の節水型トイレでは、大洗浄で5リットル、小洗浄で3.8リットル程度まで減少しているようですが、古いタイプのトイレでは、多くの水を使用する可能性があるでしょう。
 

1日のトイレ使用回数と水道代の試算

平均的な成人は1日に5~7回程度トイレを使用するといわれています。そこで今回は、1日6回節水型トイレ(大洗浄5リットル、小洗浄3.8リットル)を使用し、そのうち2回が大洗浄、4回が小洗浄と仮定して計算しました。


・大洗浄(5リットル)×2回=10リットル
・小洗浄(3.8リットル)×4回=15.2リットル

1日の合計使用量は25.2リットルとなり、1ヶ月(30日)間続けると、月間のトイレでの水使用量は、およそ756リットルとなります。
 
水道料金は地域によって異なりますが、東京都水道局より1リットルあたりの単価を0.24円として計算してみると、トイレだけの水道代はひと月で約181円、年間では約2180円となります。
 
彼女が1回のトイレで2回水を流す習慣がある場合、水の使用量は倍増することから、その分水道代も倍になります。
 
実際には、外出先でトイレを利用する可能性もあることから、家で水を流す回数は減ることも考えられますが、2回流すことにより水道代が高くなることは避けられないでしょう。
 

トイレ中の音が気になるときの対処法