
▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
トイレにかかる水道代はどれくらい?
トイレは家庭内で水を多く使用する場所のひとつです。東京都水道局の調査によると、家庭での水の使用目的別内訳において、トイレは全体の20%を占めています。これは、風呂の43%に次いで2番目に大きな割合です。
一般的な家庭用トイレの1回あたりの水使用量は、約4~8リットルといわれています。最新の節水型トイレでは、大洗浄で5リットル、小洗浄で3.8リットル程度まで減少しているようですが、古いタイプのトイレでは、多くの水を使用する可能性があるでしょう。
1日のトイレ使用回数と水道代の試算
平均的な成人は1日に5~7回程度トイレを使用するといわれています。そこで今回は、1日6回節水型トイレ(大洗浄5リットル、小洗浄3.8リットル)を使用し、そのうち2回が大洗浄、4回が小洗浄と仮定して計算しました。
・大洗浄(5リットル)×2回=10リットル
・小洗浄(3.8リットル)×4回=15.2リットル
1日の合計使用量は25.2リットルとなり、1ヶ月(30日)間続けると、月間のトイレでの水使用量は、およそ756リットルとなります。
水道料金は地域によって異なりますが、東京都水道局より1リットルあたりの単価を0.24円として計算してみると、トイレだけの水道代はひと月で約181円、年間では約2180円となります。
彼女が1回のトイレで2回水を流す習慣がある場合、水の使用量は倍増することから、その分水道代も倍になります。
実際には、外出先でトイレを利用する可能性もあることから、家で水を流す回数は減ることも考えられますが、2回流すことにより水道代が高くなることは避けられないでしょう。