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水道代が値上がりする背景とは
水道代の値上げを公表した和歌山市の公式サイトには、「人口減少や節水機器の普及に伴い、水道料金収入が減少している」と記載されています。また、費用面においては「動力費や薬品費の高騰、施設維持管理に必要な労務単価の上昇により、継続的な事業運営が困難な状態である」とされています。
福島県喜多方市の公式サイトには、「人口減少などの要因により使用水量が減り、今後の料金収入減が予測される」と記載されています。その一方で、「老朽化した既存施設の更新費用や、自然災害に備えるための耐震化費用は増大する見込みである」そうです。
水道代が値上がりする背景には、人口減少による水道料金の収入減と、施設維持費・耐震化費用の増大による事業運営難があるようです。
どのくらい値上がりするのか
値上げ率は、地域によって差があります。例えば、福島県喜多方市では平均+21.6%、埼玉県戸田市では平均+33.66%、島根県津和野町では段階を踏み、最終的には従来+40%となるようです。
総務省が公表した「家計調査報告-2024年(令和6年)12月分及び2024年平均-」によると、2人以上世帯の水道代は5232円でした。
これを基に計算すると、+21.6%の場合は約6362円、+33.66%では約6993円、+40%では約7325円となります。計算結果によると、少なくても1000円以上、多ければ2000円近く値上がりすることが分かりました。
また、一度に値上げするのではなく、数年に分けて段階的に値上げしていくケースもあるようです。値上げを開始する時期は、地域によって異なります。自分が住む地域の水道代は値上げをするのか、するとしたらいつからなのかを確認しましょう。