「老後」も保険料を払い続けるの? 生命保険は一生払うべき?定期保険・終身保険の違いとメリットを徹底解説
死亡保険料と生存保険料を使い分けることにより、さまざまな機能が生まれます。当記事では、保障を主な機能とする生命保険の種類と用途について説明したいと思います。

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保障を主な機能とした生命保険

保障を主な機能とした生命保険は以下の2つです。


1.定期保険
2.終身保険

 

定期保険

保障期間として一定の保険期間を設定し、保険期間内に被保険者が死亡または高度障害になった場合に、保険金が支払われる仕組みの保険です。定期保険の保険料は基本的に掛け捨てです。
 
定期保険は一生涯の保障を提供する終身保険と組み合わせて、一定の期間(家族に対する責任の重い期間等)に、死亡・高度障害に対する保障を大型化するために使われます。
 
「家族に対する責任の重い期間」とは、例えば新婚間もない時期、会社員の夫が小さな子ども2人と専業主婦の妻を持ったときなどが想定されます。
 
定期保険を付保する目的は、そのような働き手に万が一のことがあった場合、子どもの養育費・教育費、遺された家族の生活費を賄うため、数千万円を超える大きな保障が必要な場合に対応することにあります。
 
終身保険は保障が一生涯にわたるため保険料が高くなるので、死亡保障は通常200~300万円の低額に抑え、一定期間の大きな保障は掛け捨ての定期保険で賄うという仕組みです。
 
このタイプの定期保険には、保障期間中は保障金額が変わらない平準定期保険、保障が逓増する逓増定期保険、保障が逓減する逓減定期保険などがあります。
 

終身保険

「保障期間が一生涯にわたる」というのが、終身保険の持つ特徴の1つです。そのため、定期保険に比較すると解約返戻金がさらに大きく、時間が経つにつれ解約返戻金がさらに増加するのが、もう1つの特徴です。保険料の払込方法には、次の2とおりがあります。