それと羽鳥さんは引き出しの多さもすごい。コメンテーターの意見を褒めたり肯定したりするだけではなく、しっかり苦言も言うときは言う。あと時間配分のコントロールも秀逸です。自分を俯瞰で見ることができるので、あれだけ冷静に立ち回れるのでしょう。体調を崩すようなことがない限り、羽鳥さんの天下はまだまだ続くのではないでしょうか」
業界で「悪評一切なし」
羽鳥アナは好感度が高いだけに、もしスキャンダルや悪評があれば反動で一気にイメージが下がりかねない。人気番組のメインを長く務めると「王様」のようになってしまい、それがパワハラやセクハラにつながることもある。
しかし、前出のテレビ局関係者は「羽鳥さんの悪い話を一切聞いたことがない」と証言。業界内での評判について、関係者はこう語る。
「ご自身でも言ってますが、お酒が好きなくらいで特に趣味もなく、とにかく『仕事が命』のタイプ。毎日仕事に全力投球という人ですから、スキャンダルが起こるはずもなく、いつも仕事に前向きなんですよね。仕事の内容にもほぼ口を出さず、黙々とやるべきことをやる。ただ本番中のスタジオと同じく、おかしいことがあれば言うときは言う。
羽鳥さんが番組の内容に口を出すのは余程のこと。そういう時はだいたい制作側が行き詰まっている時なので、スタッフも言ってもらって助かっていると思います。なので、業界内で悪評が出るわけがない。ちょっとほめ過ぎになってしまいますが、本当に悪い話を聞いたことが一度もないですからね」
仕事一筋で人格者。今後もしばらく、羽鳥アナと『モーニングショー』の圧倒的な強さは揺るがなさそうだ。
(文=佐藤勇馬)