母が一日に何度も「やかん」でお湯を沸かしてお茶を飲みます。ポットにお湯をためておいた方が節約になりませんか?
1日に何度もお茶を入れて飲む人であれば、何を使ってお湯を沸かすと最も安く済むのか、気になることもあるでしょう。   例えば、お茶を飲むたびにやかんでお湯を沸かしている場合だと「ポットでお湯を沸かしてためておいた方が楽だし節約になるのでは?」と思うこともあるかもしれません。   本記事では、やかんとポットそれぞれでお湯を沸かす場合のコストを算出するとともに、それぞれのメリットとデメリットもご紹介します。

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ポットでお湯を沸かしてためておく場合のコスト

まず、電気ポットを使ってお湯を沸かす場合の電気代を確認してみましょう。電気ポットの電気代を計算するには、以下の式を使用します。
 
消費電力(キロワット)×使用時間×電気料金単価(円/キロワットアワー)
 
例えば、湯沸かし時の消費電力が700ワット(0.7キロワット)で、容量2.2リットルの電気ポットを使用した場合の電気代を計算してみましょう。沸騰までの時間は約25分、電気料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている31円/キロワットアワーを使用します。
 
0.7キロワット×約0.417時間×31円/キロワットアワー=約9円
 
上記の電気ポットだと、水からお湯に沸騰させるのに約9円かかりますが、ポットにお湯をためておく場合は、さらに、保温にかかる電気代の計算も必要です。電気ポットの保温にかかる消費電力は、公開していないメーカーが多いため、目安として「35ワット」を使用しましょう。例えば、12時間保温した場合は約13円となります。
 
沸騰時の電気代と保温時の電気代を合計すると約22円ですが、ポットの場合は、時間がたつと再沸騰が必要になる場合があるため、その場合はもう少し電気代がかかることになるでしょう。
 

やかんでお湯を沸かす場合のコスト