宅配会社や郵便局では、ホームページなどに荷物が誤配送された場合の対応が記載されているケースがありますが、基本的には誤配送された荷物は回収してもらえます。
なお、荷物が予定の送り先に届かなかった場合、宅配会社は「輸送契約の不履行」として賠償責任を負う可能性があります。大手宅配会社の約款には、紛失や破損時の補償額が定められており、サービスによって1梱包あたり数千~数十万円の補償額が規定されているケースもあるようです。
ここでは、他人宛ての荷物を受け取った際の対処法を紹介します。
郵便物の場合
誤って配達された郵便物は、以下のどちらかの方法で返送手続きを行います。
・郵便ポストへ投函
郵便物の表面に誤配送であることを記載したメモや付箋などを貼り、郵便ポストへ投函
・郵便局もしくはサービスセンターに連絡
誤配送の郵便物を郵便局へ持参するか、郵便局のサービスセンターへ連絡して取りに来てもらう
宅配便の場合
宅配便が誤配送された場合には、宅配業者の窓口やホームページから返送手続きが可能です。荷物を開封した場合でも、宅配業者に連絡して回収を依頼しましょう。大手宅配業者では、ホームページ上で回収専用フォームが提供されていることが多く、スピーディーに対応してもらえます。
誤配送の荷物を誤って開封しないための対策
誤配送トラブルを防ぐために、普段から以下のような習慣を心掛けておくと安心です。
・宛名ラベルを確認する
荷物が届いたら、自分宛てのものかを確認する習慣をつけましょう。宛名のフルネームや住所を開封前に再確認することで、トラブルを防げます。
・置き場所の確認サービスを活用する
宅配業者が提供する「置き場所の写真確認サービス」や「受け取りサインオプション」などを利用することで、荷物が誤配送されるリスクを減らせます。