一晩で約7円という金額は、一見すると大きな金額とは思えないかもしれません。しかし習慣化すると、最終的には無視できない金額になる可能性があります。
仮に、週に2回このような状況が発生すると、LED照明の場合、1週間あたり約15円、1ヶ月(4週)あたり約60円、1年で約710円も無駄になる計算です。
一方、白熱電球の場合は、1週間あたり30円、1ヶ月あたり120円、1年で1440円の無駄が発生します。
もし、リビングに加えて、キッチンや寝室でも電気をつけっぱなしにした場合は、その分も電気代が増えるでしょう。
電気代以外の影響
電気をつけたまま寝ることで、睡眠の質や、電気の寿命にも影響を及ぼす可能性があります。
明るい環境で寝ると体内時計が乱れ、睡眠の質が低下する可能性も指摘されています。人間の体内では、暗闇でメラトニンというホルモンが分泌され、睡眠のリズムを整えます。明るい環境で寝るとメラトニンの分泌が抑制され、深い睡眠が得られにくくなるかもしれません。
また、LED電球は長持ちしやすい照明ですが、連続使用により寿命が縮まる可能性があります。LED電球の寿命は、本来約4万~5万時間とされていますが、長時間点灯し続けることで、早期交換が必要になるかもしれません。
つけっぱなしを防ぐには?
電気のつけっぱなしを防ぐには、タイマーやセンサー付き照明の利用がおすすめです。設定した時間が経過すると消灯する機能が付いているため、寝落ちしても自動的に電気が消えるでしょう。
また、人の動きを感知してオンオフできる、センサー付きの照明を使用すれば、一定時間動きがない場合は自動的に消灯します。
朝まで照明をつけっぱなしにした場合の電気代は1回約7円
電気をつけたまま寝落ちするのは、ささいなことに思えるかもしれません。しかし、無駄な電気代が発生するため、習慣化しないように心がける必要があるでしょう。
電気のつけっぱなしを防ぐには、タイマー付き照明を使うなどの対策が考えられます。照明を忘れずに消すことで、電気代の支出をおさえるだけではなく、良質な睡眠にもつながります。
生活習慣を見直し、小さな心がけや工夫を重ねることで、長期的な節約と健康につながるでしょう。